くらし情報『富山県の”焼肉スパゲッティ”ってなんだ?』

富山県の”焼肉スパゲッティ”ってなんだ?

創業の老舗喫茶店だ。

店舗は何度か移転したとのことだが、店内には創業当時を思わせるレトロな雰囲気が残っている。

アンティークな趣の「直角座り」のイスも、布は張り替えているが、旧店舗の時から同じ物を使用しているという。

稲垣さんは「喫茶チェリオ」の3代目。

初代の稲垣正二さんは戦時中、海軍にいた時に横浜で出合った喫茶店にほれ込んだ。

「地元にもこんな喫茶店をつくりたい」と、「喫茶チェリオ」を開店したと聞いているという。

「焼肉スパゲッティ」こと、「総曲輪焼きスパ」がつくられた経緯も聞いてみた。

「純喫茶だった『喫茶チェリオ』は、中高年の女性が主なお客さんでした。


そこで、もっと若い人たちにも親しんでもらえるメニューを作りたいと思い、初代が考案したのが『焼肉スパゲッティ』だったんです」と稲垣さん。

そして2年ほど前、富山総曲輪発のB級グルメを目指して、町の名前を頭につけた「総曲輪焼きスパ」に改名。
総曲輪の商店街がにぎわってほしいという思いを込めて、この名前にしたという。

その「総曲輪焼きスパ」だが、見た目はまるで焼きそばのようだ。

ソースには焼肉にあう甘めのタレを使っていて、たっぷりとのっている青のりがすごく食欲をそそる。

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