「私ばっかり…」 - 女性が不満・不公平を感じがちな理由
と呼ぶ考え方で説明されます。
公平理論では、自分の行った(=投入)と得られたもの(=結果)が、相手のそれと等しい場合を公平、等しくない場合を不公平と呼んでいます。
そのため、「自分はこんなにしているのに、相手は何もしてくれない」というのは、不公平となるのです。
恋人や夫婦というのも、人間関係です。
お互いの投入と結果のバランスがとれていないと不公平となり、不満につながります。
ですが、どうしても従来の役割分担のままで男女関係を維持しようとすると、女性の方が不公平になってしまいます。
男性と同じように仕事をしているのに、そのうえ家事や育児までしなくてはいけない。
女性には、やらなくてはいけないことが多すぎてしまい、不満を感じやすくなります。
ですが、ここで注意が必要です。
公平理論では、お互いにバランスがとれていることが大事です。
つまり「自分はこんなにしているのに、相手は何もしてくれない」というのも(=過小)、その反対に「自分は何もしていないのに、相手がこんなにもたくさんのことをしてくれる」というのも(=過大)、実は不公平なんです。そのため、女性は実際に行動を行うことから過小として不公平になりやすいのですが、男性は男性で不満とは感じていなくても、過大として不公平となっています。