豊島逸夫の「ゴールド」事始めガイド(1)--今後の金価格はどうなる?
なぜなら、FRBのコメントを見ればわかるのですが、彼らはこう言っている。
「通貨量のこの激増ぶりは明らかに異常です。
ただ、でもこうしなければならないほど、経済状況が悪い。
つまり、有事対応なんです」と。
つまり裏返すと、経済が少しでも良くなれば元に戻しますということなのです。
これを出口戦略というのですが、いつ戻すかというと、2015年央、英語でいえばmid2015年と言っています。
ということは、この状況が2015年央まで続きますと明言しているということ。
つまり、それまでは金の価格が高止まるという、暗黙のお墨付きをもらっているということなのです。
ただ、マーケットは何事も先取りしますから、僕は2014年半ばぐらいからちょっと下がるんじゃないのかな、と思っています。
――なるほど。
金価格は世界の経済政策と密接に関わって動いていたことがわかりました。
ありがとうございました。
次回は金投資の考え方について引き続き、インタビューします。
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