三重県松坂市で人気の「松坂牛まつり」って何をする祭りなの!?
とでも言うべきか。
ちなみに松阪牛の定義は、黒毛和種の未経産「雌」牛で、松阪市はじめ三重県・中勢地方の一部地域で肥育・登録されたものに限る。
つまり雄牛は存在しない。
必然的に「クイーン」となるのだ。
朝9時。
予選を勝ち抜いた50頭のエリート牛ちゃんが、ズラリと並んで審査を受ける。
審査員は肉の張り具合や体つきのバランスなどを入念にチェックする。
まつりの浮かれ気分とは裏腹に、畜産農家のプライドがバチバチとぶつかり合う、ガチンコ勝負のビーフコロシアム。
農家はそれぞれ、黒地に白で「松阪牛」と抜かれたはっぴを着用していて、セレモニー感満点だ。
晴れて優秀賞1席に選ばれた牛ちゃんが、今年のクイーンになるのだ。
午後からは、そのクイーンをはじめ、エントリーされた牛のセリ市が始まる。
このセリ市の金額は驚くべきもの。
2011年の優秀賞1席にはなんと2,010万円の値が付いたという。
一体どんな牛肉なんだ?50頭の総売り上げは1億2,517万円、プレミアぶりが半端ない。
なお、50頭の購買リストの中に、なんとダチョウ倶楽部の「寺門ジモン」の名前も。
1頭を195万円で落札したそうで、さすが芸能界イチの「肉マニア」