宇都宮のギョーザの特徴のひとつは、ギョーザ専門店が多いことだろう。
しかも、メニューにはギョーザしかないという店も多い。
ご飯などがないところもあるので、注文するときは「やき1、すい1」(焼きギョーザ1枚、水ギョーザ1枚)というのだそうだ。
地元でないものからすれば、一体なんのこと?と思ってしまう。
また、1皿の値段がとても安い。
一般的な価格が1人前200円程度と、学生がおやつに気軽に食べることができる価格に設定されている。
さて、その宇都宮ギョーザだが、普段、筆者が食べているギョーザとくらべると肉が少ない。
いや、野菜がとても多いのだ。
かんだ瞬間、中からとてもやさしい甘みの汁が、じゅわっと口の中にひろがる。
タレは、最初は酢が多いように感じるが、ギョーザ自体にしっかりと味がついているのでちょうどよい。
表面がカリッと焼き上がっていても、皮にしっかりと弾力が残っているのが印象的だ。
実は、こんなに食べられるの?という量を用意していたにも関わらず、どんどん箸が進んでしまい、最後のひとつは家族で争奪戦に。
宇都宮のギョーザ、恐るべし。
このように、膨大な数のギョーザの店がある宇都宮。