2012年12月10日 11:15
愛知県西尾市の愛すべきレトロゲームセンター「天野ゲーム博物館」とは?
ジュースがおごられカップラーメンが振る舞われ、ゲームを絆にして人々が出会い、ここでひとつになる。
ここで生まれたカップルも多く、その後、結婚して子を産み、一家そろって再びここを訪れるというのだ。
子供が見たこともない20年近くも前のレトロゲームのやり方を、両親が楽しげに教える。
いつもは見せない親のはしゃぐ横顔と巧みな腕前に、子供たちは驚きつつも、その新鮮な体験に共鳴していくのだ。
ここは男性客や家族連れだけでなく、若い女性の姿も目立つ。
なぜか?最近のゲームは、対戦タイプなどが主流であり、操作を覚えるのが難しい。
しかも、数分で100円玉が吸い取られてしまう。
しかし、ここにあるようなレトロゲームはシューティング系が多く、操作法がカンタンなのだ。
さらに100円玉1枚で長時間遊ぶことができる。
そんなわけで、北は北海道から南は沖縄まで、まさに日本全国から多くのゲームマニアが押し寄せてくるのだ。
知人友人と車やバスに乗り合わせ、朝から夜中までゲームをプレイし倒し、中には、6カ月もホテルから通い続けたつわものもいると言う。
このゲーム博物館に対する館長のこだわりと気配りたるや、並外れている。