2013年3月12日 10:06
ミャンマーの”人工首都”「ネピドー」を見た!--遷都の理由は依然「?」
生ぬるい日本企業と全く違う」と、ミャンマーにいる日本人が話していた。
ミャンマーは2015年に選挙を控えていて、軍人出身のテイン・セイン大統領は、少しでも経済的成果を出したいという思惑がある。
そうでなければ、アウン・サン・スー・チー氏率いる国民民主同盟(NLD)に政権を奪取されるという危惧があるからだ。
といっても、日本で思うほど、スーチー氏への支持が高いという印象も受けなかった。
なぜだろうか。
その答えとして、「スーチー氏の口からは、民主化と自由しか出てこない」とある人が言っていた事が挙げられる。
政権を担うことになったとき具体的にどのような政策を打ち出してくるのかが「見えない」、つまり政権運営能力が不明ということだ。
だからといって、これまでの軍事政権時代が良かったかといえば、もちろんそうではない。
ただ、軍の後ろ盾があるとはいえ、西側諸国との雪解けを進め、経済を前進させた、現テイン・セイン政権のほうが政治的には安定しているという見方もできるのだ。ヤンゴン市内では、現政権が進めた実績ともいえる経済発展の様子も目の当たりにすることもできる。
例えば、ヤンゴン市内に数軒あるショッピングセンターの一つに行ってみた。