くらし情報『古代エジプト人の風習-「猫が死ぬと眉毛をそる」「猫のミイラを作る」』

2013年8月1日 16:46

古代エジプト人の風習-「猫が死ぬと眉毛をそる」「猫のミイラを作る」

古代エジプト人の風習-「猫が死ぬと眉毛をそる」「猫のミイラを作る」
いまや多くの人たちがペットとして飼っている猫。とても身近な存在である猫ですが、そのルーツはどこにあるのでしょうか?今回は、猫の歴史を振り返ってみたいと思います。

猫の学名はFelis silvestris catusで、その祖先は「リビアヤマネコ」という動物だといわれています。

リビアヤマネコは、北アフリカや地中海沿岸、インドに生息していたとされています。紀元前6,000年頃、ナイル川上流で生活する狩猟民族によって飼われており、紀元前2,000年頃には完全にイエネコとして人間と共生していました。アビシニアンに似た容姿をしており、体長はおよそ60センチ前後あります。

古代エジプトでは、猫は人々に大層かわいがられていました。貴族や国王の墓にある壁画には、多くの猫が登場します。
猫が愛されたのは、愛くるしい容姿からだけではなく、蓄えられた作物をネズミから守ったことも大きいようです。

その後徐々に猫は神格化されていきます。一般的によく知られているのは、「女神バステト」の信仰。首から上は猫、首から下は女性である女神です。歴史の父と呼ばれるヘロドトスの書物にもこの女神は登場します。また、去勢をしていないオス猫は太陽の神様の象徴ともなりました。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.