2013年8月1日 12:47
空の上ばかりではない! JALパイロットの知られざる地上勤務の実態とは?
客室乗務員とは違い、その姿を見かけることが少ないパイロット。操縦室にいる彼らの姿を、機内放送の声で想像することもあるかもしれないが、もちろん勤務は空の上ばかりではない。そこで今回、地上ではどんな仕事をしているのか、日本航空(以下、JAL)のパイロットに聞いてみた!
あまり知られていないのだが、パイロットの一部は、上空での安全を支える業務を兼任している。JALのパイロットは地上勤務に当たる際、約10の部署に分かれて業務に当たっている。実際に地上ではどのような仕事をしているのか、その一例を5名の現役パイロットに伺った。
737機長の芝端秀浩さん(乗務歴23年)は運航技術部に所属。新造機の領収業務やテストフライト、運航関連規定の検証や改定を担当している。「部品のちょっとした取り付け具合の違いで操縦しにくくなるので、細かいチェックが必要です」と語る。
塚本裕司さん(777機長、乗務歴16年)は運航訓練審査企画部に所属し、運航乗務員や訓練生の教育体系の作成や企画・運営に携わっている。教材を作るのも仕事のひとつなのだ。同じく運航訓練審査企画部の松野伸一郎さん(787機長、乗務歴17年)は、運航訓練部787訓練室の飛行訓練教官を兼務。