【エンタメCOBS】話題のノリピー本『酒井法子 隠された素顔』を読んでみた
謝罪会見時の涙、逃亡劇、生い立ち、男性遍歴……。芸能通で同事件に関心の高い方なら知っていたようなことかもしれませんが、そういった事情に詳しくない僕としては初めての知識として取り込めたし、その点は興味深く読めました。
ちなみに同本を読み、これまでさまざまな書評を書いてきた某書評家に感想を聞いたところ「事件の報道を時系列にまとめて読めることに価値はある。またノリピー謝罪会見時の涙を“女優の涙”として記述する際に、大竹しのぶ、中村玉緒のエピソードを同様のものとして引き合いに出していたところが面白かった」と話していました。しかし「(著者の梨本氏は)女優という生き物はカメラの前に立てば自然と演技をしてしまうものとし、それ自体を否定しているようには思わなかった」との感想をいただきました。なるほど、興味深い考察です。
さて現在、酒井法子被告に関する本で注目されるものにはそのほか、『酒井法子 孤独なうさぎ』(渡邊裕二著/双葉社)、『碧いうさぎの涙 酒井法子のタブー』(憲旺利之著/晋遊舎)などが出版されているようです。関心のある方は手にしてみてはいかがでしょうか。
(根岸達朗/プレスラボ)
【関連リンク】
創造学園大学
酒井法子被告は公判中に同大学に合格。