【コブスくんのモテ男道!】胃下垂の人は太らない? 内科医がダイエット都市伝説を検証
(泉岡先生)
伝説7・親が太っていると子どもも太る
太っている人もやせている人も、家族そろって同じ体形のように思います。
「大阪大学などの機関が詳しく研究していますが、太る遺伝子がいくつかあることが分かっています。これらの遺伝子は『倹約遺伝子』とも言われ、人間に備わったのは、縄文時代にさかのぼります。狩猟民族でしたので、獲物を確保できないときに備えて『飢餓にならないようカロリーをため込む』という役割の遺伝子を持ったと言われています。
倹約遺伝子を持っている人は、基礎代謝(何もしなくても、呼吸や体温調整など、生命活動維持のために消費しているエネルギー)が200~300キロカロリー減少します。欧米人よりも東洋人のほうが、これらの遺伝子を持つ人が多いという研究報告もあります。
この遺伝子を両親ともに持っていれば、子どもが遺伝子を引き継ぐ可能性が高くなり、太りやすい体質になると言えるでしょう」(泉岡先生)
伝説8・タバコをやめると太る
「タバコをやめると、ごはんがおいしくなる」と言う人も多いようです。
「『タバコをやめると太る。
しかしながら、タバコを吸っている人はメタボリック・シンドロームの人が多い』という興味深いデータがあります。