【コブスくんのモテ男道!】胃下垂の人は太らない? 内科医がダイエット都市伝説を検証
これは、タバコを吸う人は飲酒の量も多い、また、運動に興味がないという人も多い。だから、生活習慣病になりやすいというわけです。
ですが、本来、タバコは常習性があり、タバコを吸うとドーパミンという快楽物質が脳内に出て、食事や睡眠が不十分であっても、一時的には元気でいられます。
タバコをやめると喫煙時と同じ摂取カロリーでも2キロ~3キロは太ります。さらに味覚も研ぎ澄まされ、ごはんをおいしいと感じるようになります。そのために、食べ過ぎてしまったり、また、口寂(さみ)しくて間食が増えてしまうなどで太る人がいます」(泉岡先生)
伝説9・炭水化物抜き(ごはんやパン、めん類など抜き)はやせる
「炭水化物抜きダイエット」という言葉を耳にしますが……。
「結論から言えば『やせるけれど体には良くない』です。炭水化物は消化されてブドウ糖に変わります。
ブドウ糖は脳の発達に重要な栄養素です。ブドウ糖が足りないと集中力が落ちて仕事の効率が悪くなります。一日の必要な摂取カロリーの55%~60%を炭水化物からとるのが理想的です」(泉岡先生)
こうして9つダイエット都市伝説を医学的に検証してみると、直接的に太る理由になっていない都市伝説も、間接的に根拠があったのです。