【コブスくんの使えそうな仕事術】からし、ワサビ、ショウガ、ネギ。薬味には「腹やせ」効果が!
刺し身やおすしにはワサビがついていて、そばには刻みネギが、天ぷらには大根おろしにおろしショウガ……と、料理にさりげなく添えられている薬味は、味を引き締める、風味を豊かにしてくれるほか、何かと体に良い効果があるといいます。
ここで、糖尿病専門医で、栄養指導に詳しい大阪府内科医会会長・ふくだ内科クリニックの福田正博(ふくだ・まさひろ)先生に、薬味の効用についてうかがいました。
■薬味はエネルギーの代謝を促進する
「薬味はそれぞれ素材によって効能が違いますが、共通して次のことが言えます」と福田先生。
・成分と香りが、料理のアクやくさみを抑えて食べやすくする。
・料理の殺菌効果、消臭効果がある。
・香り豊かで食欲増進作用がある。
・同時に、食欲抑制作用もある。つまり食欲の調整をする。
・料理に風味を添え、彩りを加える。
・エネルギーの代謝を促進して肥満予防につながる。
福田先生は、
「薬味は読んで字のごとく、薬のような効能もあります。塩分を控えたい場合は、薬味をうまく利用することを勧めています」と言います。
■消化促進、便秘予防で「腹やせ」に効く
次に、日ごろよく使う薬味の役割をそれぞれ、具体的に紹介していただきましょう。