【コブスくんの使えそうな仕事術】専門医に聞く。ラーメンを食べると鼻水が出るのはなぜ?
鼻粘膜が弱い人、鼻炎がある人はその傾向が強いようです。
時々、「冷たい外気に触れて鼻が出た。風邪では?」と病院に来られることがありますが、外気が原因の場合は、室内に移動すると鼻水は止まるので風邪ではないと気付くはずです。
――デートや仕事での大事な会食などのとき、鼻水を出にくくする方法はありますか。
遠山先生一度にたくさんの湯気を鼻に近づけないことです。ラーメンやうどん、鍋物など温かい料理を一気にガツガツ食べようとすると、湯気が一斉に鼻から入ろうとして鼻水も大量に出てきます。
それに、鼻水はにおいにも敏感に反応します。こしょうなどの刺激が強い香辛料をたくさんふるとくしゃみが出るでしょう。
あれは、鼻が香辛料を異物と感じ取って、刺激が入り込むのを防いでいるのです。
上品にそっと食べるほうが鼻水は出ません。
■風邪と鼻炎では対処が違う
――なんだか分かりやすい理屈ですね。風邪や花粉症で鼻水が出るのも同じですか。遠山先生それはまた別です。風邪や感染症では、吸気の温度は関係がありませんが、体に侵入しようとする、あるいは体に侵入したウイルスや花粉を追い出そうとして鼻水を出しています。