【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。オススメの歯磨き剤とアイテム
――どのような状態になるのでしょうか。
江上先生唾液(だえき)がどっと減って、歯ぐきや、粘膜が炎症を起こします。歯磨き剤の使い過ぎにより、粘膜を荒らし、口の中がすりむけたようにがさがさになって、虫歯や口臭、歯周病などにも悪影響を及ぼすことがあります。
ですから、合成せっけんが含まれる歯磨き剤を歯ブラシべたっとつけて1日に何度も磨いたりすると、口の中を清潔にするつもりが、逆に不潔なことになりかねません。
――香料はどう影響するのでしょうか。
江上先生香料そのものは悪くはありませんが、発泡剤と合わせて、すぐに口の中が磨けたような錯覚に陥ることがあります。すると、磨き残しに気付きにくいというデメリットにつながります。
特に20代~30代の若い人は、一時的な口臭対策ばかりに気をとられて、発泡剤や香料がたっぷり含まれた歯磨き剤を好む傾向にあるようですが、実は口の中の健康にはよくありません。
――研磨剤が入っていると、どう影響するのでしょうか。江上先生タバコのヤニなどの汚れ、食べ物の色素の沈着などが落ちやすいことは確かです。が、汚れや色素と一緒に、歯の表面まで削り落とすことになります。