【コブスくんのモテ男道!】鍼灸師(しんきゅうし)に聞く。肩こり解消簡単ツボ押しベスト5
と5.裏肩井(うらけんせい)
肩こりの治療に最もよく効くのが、「肩井(けんせい)」です。「井」は井戸を意味し、肩をめぐる体のエネルギーがわく場所を表しています。このツボを中心に、首すじから肩の先にかけて治療することを「肩井の術」と表現します。
また、肩井と相対する胸側のくぼみ(「ツボの位置」参照)は、「裏肩井」と呼ばれています。この2つを同時につまむことで、一気に肩の邪気をはらうようにします。
眼精疲労、寝違え、また、イライラやうつなど、精神的な症状があると肩がこわばり、いかり肩になって肩と首のこりが激しくなります。そんな症状の肩をほぐして血流を促し、頭まですっきりすることを意識しましょう。
ツボの位置:後ろ首の根元と、肩先との真ん中にあるくぼみ、両手を肩に置いて、中指が当たるあたりが肩井。
肩井を中指で押しながら、同時に親指で肩をつまむようにします。親指が当たる位置が裏肩井です。
最後に丸尾先生は、こう付け加えます。
「肩こりの原因はさまざまですが、デスクではけんこう骨や首を動かさないで指先だけでキーボードを打つ、字を書くなどの作業が続くことが多いのではないでしょうか。
疲労感を覚える前に、時々、肩をすくめるようにしてストンと落とす、けんこう骨を中心に腕をぐるぐる回す、手首のストレッチなどを行いながらツボを刺激するとより効果的です」