【コブスくんのモテ男道!】専門医に聞く。好感度の高い「モテ声」になるには?
遠山先生腹式呼吸でおなかをふくらませるように息を吸い、その息を吐きながら胸で響かせるように発声すれば、低音でよく響く声が出ます。
また、口を大きく動かすことによって、口腔内が大きく広がるので、響きのよい声が出ます。
アナウンサーの発声練習をイメージしながら、腹式呼吸で息を吸って発声するとよいでしょう。
男性の低音が魅力的なのは、「変声期後の大人の男性」という印象になるからかもしれません。反対に女性の場合は「少し高めの声に好感を持たれる』と言われますが、それは子どもの声に近いことになります。
■耳に入りやすい声は好かれる
――なぜ、よく響く声は「モテ声」なのでしょうか。
遠山先生響きが良い声というのは、人の耳にとって心地が良いので、好感を持たれます。
音が外耳道(がいじどう)を通って鼓膜(こまく)に到達するとき、2,500~4,000Hz(ヘルツ)の間の周波数を持つ音には共鳴による音圧増強作用が働きます。
この周波数の音は、声の音量が小さくてもよく通り、よく聞こえます。外耳道は音響学的には、共鳴管としての意味があるわけです。
居酒屋など、たくさんの人が話をしている場所で、大きな声で話しているわけではないのに声が通る人がいますが、この声は2,500~4,000Hz(ヘルツ)