【エンタメCOBS】高級シャーペンの実力について聞いてみた!
先端の細いパイプはスリーブと言いますが、一般的なものだと2mm~3mmが多いのに対し、製図用は4mmとちょっと長めです。これは、定規を使うことを想定して、定規の厚みがあっても描きやすくしています。また、ペン先と紙の間にすき間があることで、視認性も高くなっています」
――1mm~2mm長いだけで、だいぶ違うのですね。細かい技を感じます!
「そのほか、製図用の特徴としては、ペン先に重心がある低重心タイプになっていて、安定した書き心地であること。重心が上にあるとフラフラしてしまうイメージはお分かりいただけると思います。製図用のシャープペンシルは本体に金属を使っているものも多く、一般的なプラスチックのシャープペンシルよりは全体の重量は重めですが、この低重心のおかげで安定した書き心地が得られます。
ほか、弊社の製図用シャープペンシルは、クリップが外れるようになっています。これは、ペンを回しながら書くことを考えて、邪魔にならないようにするため。
製図をする方には、一定の線の太さで書きたいというニーズがあります。ある方向からだけ書いていると芯の先が斜めになって太くなってしまうため、ペンを回しながら書くことがあるので、それを想定しています。