孫に対して顔向けができない。だから止める決意は固いんだ」と。
検察官はなんだか不満顔です。言うだけだったら誰でもできるって感じでしょうか。
「1審の裁判の時にボランティアでジョイ・トレーニングの人がやってきて、クスリを止めるのに手を貸してくれると言ってます。それにも参加するつもりです」と被告人が言います。
ん?ジョイ・トレーニングってなんだ?
裁判長も筆者と同様に思ったらしく、しきりに資料をめくっています。
「あ、ジョブ・トレーニングね」と裁判長。
裁判長ちょっと苦笑です。
「審理はこれで終わります」と裁判長。
「えっ?これで終わり?」と筆者は内心驚きましたが、控訴内容が「決意の固さ表明」なのでこんなものなのでしょうか……。
「では○月△日の午前10時40分から判決を言い渡します」と裁判長が言って、総員起立。おしまいです。3分遅れで始まりましたがきっちり10分間で終わりました!しかも続きあり。この人がどうなるのか非常に気になりますがここで終了。開廷途中でも傍聴席には入れますし、途中退出しても構いません。
ただし、法廷内での録音器具の使用、また撮影は禁止です。警察官を呼ばれて拘束されることもあるようです。