【コブスくんの使えそうな仕事術】良書を「自分のもの」にする3つの方法
■良書を「自分のもの」にする3つの法則
「先ほど、人間はすぐ忘れる生き物だと言いました。では、忘れないようにするためにはどうしたらいいと思いますか?」
──メモをとる、ですか?
「その通り。僕がお勧めする読書法は、とても簡単です。
(1)心を動かされた言葉や文章の要約を書いておく
(2)(1)を思い出す場面に出会ったら読み返し、感じたことを書き留めておく
(3)機会があるごとに読み返し、できればそれを別のノートに整理する
この3点です」
──そんな時間や労力はなかなか……。
「皆さん、そうおっしゃいます。でも、書くことが大事なんです。書くということは、記録として残すだけでなく、脳を刺激して思考を活性化させるために必要な行為なんです」
──でも私、メモをとることが苦手です。それでもできますか?
「きちょうめんな人は『きれいに書かなきゃ』と思われるでしょうが、誰かに見せるものではないので、適当でOKです。
むしろ、キチンと書こうと思うと面倒になって続きませんから、デッサンのようにササッと書くよう心がけてください」
──それなら、できそうですね。ほかにポイントはありますか?
「ただ書き連ねるだけでなく、関連性のある言葉を矢印でつなぐなど、図式化すると後で振り返りやすいですね。