【コブスくんの使えそうな仕事術】良書を「自分のもの」にする3つの方法
また、後で気づいたことなどを書き込めるよう、ある程度の余白を残しておくことも大切です。そして、それらを自分の言葉でまとめておく。『つまりこういうことだ』を明記しておくのです」
■小さな積み重ねこそが大事
──とてもためになる方法だとは思いますが、相当な根気を要しませんか?
「僕は本を読むたびに、この作業をやっているわけではありません。特に『別のノートに整理する』のは、年に数冊程度。ミッション化するとおっくうになりますし、『何度読んでも素晴らしいと思える良書』には、そうめったに出会えませんからね。書くことは『手段』であって『目的』ではない。だから、この作業を『やろう!』と思える本でなければ、やる必要はないのです」
──それなら、できそう。やってみようという気になってきました!
「小さな積み重ねが大きな実を結びます。
習慣化できたらしめたもの。まずは、一番印象に残っている本について、トライしてみてください」
本の内容を自分の知識にするためには、「目を通す」だけでなく「読んで」「書いて」「繰り返す」ことが重要なのですね。「面倒くさい」のは、はじめるまで。やってみると、知識がどんどん身について、楽しくなりそうです。