【エンタメCOBS】知ってる? ナンバープレートの意外な雑学
――ひらがなを、全部使っているわけではないのですね。
「はい。『お』『し』『へ』『ん』の4つは、使用していません。除外している主な理由としては、視認性などを考慮したものと考えています。
『お』…『あ』と似ているため視覚的に誤認される恐れがあるため。
『し』…『死』を連想してしまうことを考慮したもの。
『へ』…『おなら』を連想してしまうことを考慮したもの。
『ん』…呼称する場合、発音しづらいため。
そして、一番大きい4ケタの数字は、『一連番号』で、1~9999まで選択が可能です。ただし、希望の多い番号は抽選制です」
■ナンバープレートっていつからできたの?色の種類は?
――ところで、車が日本に来たばかりのころって、ナンバープレートもなかったんですよね。いつから付けるようになったのでしょう?
「ナンバープレートの始まりは、明治40年と考えられます。この年、警視庁が公布した『自動車取締規則』では、車両『番号』を車体に直接描くか、長方形の標板に描いて車体にしっかり付けるかして表示することが義務づけられました。ほとんどの場合、車の所有者が自ら製作したプレートを取り付けていましたので、これがナンバープレートの始まりと言えるでしょう。