2012年8月1日 17:00
【コブスくんのモテ男道!】歯科医に聞く。「歯科恐怖症」とは?
など、主に治療中の事故、激痛、出血などの経験と、歯科医に邪険に扱われたと感じたことによる心因があります。
これらのトラウマで長い間歯医者に行くことができず、虫歯を放置したまま悪化し、重症の虫歯が10本もあった患者さんもいらっしゃいます。
この症状を「歯科恐怖症」と言います。また、治療中に、貧血や吐き気などの発作的な症状を起こすことを「デンタルショック」と呼んでいます。
■子どもや高齢者に対応している歯科医を探す
――「歯科恐怖症に対応していて、通いやすい歯科医」は、どのように探せばよいのでしょうか。
江上先生専門的に治療する機関として、「心療歯科」や「口腔(こうくう)心療科」があります。患者さんの心理状態を見つめながら診察していく科で、最近、注目されています。インターネットなどで情報を得てください。
ただ、大学病院や総合病院に多く、全国のどこにでもあるというわけではないのが現状です。
――近所で歯科医院を探す方法はありますか。
江上先生勇気を出して、必ずあらかじめ、「歯科恐怖症の症状があるが、対応してもらえるかどうか」と問い合わせをしてください。初めての治療の際には、過去の経緯について相談に乗ってくれるか、配慮してくれそうかを確認し、また、「どのように治療していくのか」