【コブスくんのモテ男道!】睡眠にまつわる都市伝説を内科医が検証
(泉岡先生)
■伝説4・寝る直前の入浴は体に悪い!?
風呂で温まったらすぐに眠りたいのですが、入浴直後の睡眠は熟睡できないと聞きます。
「人の体温にはリズムがあり、夜には下がり始めて早朝には最も低くなり、その後、昼から夕方にかけて高くなります。夜は体が睡眠への準備をしはじめて、体温が下がるのです。
睡眠の状態は、この体温のリズムに影響を受けます。
風呂上りにバタンキューと寝ると、就寝中に体温が下がって風邪をひく、というのはよくあることです。
睡眠直前に熱いお風呂に入ると交感神経が刺激されて体の準備と逆行します。ですから、就寝したい時間の約1~2時間前までに入浴し、ほてりが冷めたころ布団に入るのがぐっすり眠るコツです」(泉岡先生)
■伝説5・日光を浴びるとよく眠れる!?
日光というと紫外線対策として避けられがちですが、浴びたほうがよく眠れるというウワサはどうなのでしょうか。
「日光にあたることによって、感情のコントロールにかかわる『セロトニン』という物質が体内で作られます。
このセロトニンは、分解されて睡眠を促す『メラトニン』に変化します。
ですから、日光を浴びる時間が長いほど、快眠を得やすくなります。