日本の年間離婚件数は全国で251,136件(厚生省の平成21年度の統計)。ここ数年件数自体は横ばいですが、その質はここ数年で変化しているそうです。弁護士法人アディーレ法律事務所の篠田恵理香弁護士にお話を伺いました。
離婚でもめた場合に、弁護士さんにお願いするという人は多いでしょう。弁護士さんにお願いすると、本人の代理人となって相手との折衝に当たってくれます。あなたが相手に会いたくない場合は、弁護士さんがその代わりをしてくれるので大変助かります。ただ、離婚問題というのは弁護士さんにとっても大変な仕事で「離婚が一番厄介」と言われているそうです。
■離婚問題を弁護士に依頼する人のプロファイル
――離婚調停を依頼する人は増えているでしょうか。
篠田弁護士相談は増加傾向にあると思います。アディーレ法律事務所でも1カ月に1,000件以上のご相談が寄せられています。その理由として、女性の社会進出や社会福祉の充実から、以前であれば、経済的不安から離婚を踏みとどまるような案件であっても、離婚後の生活に見通しがつき、離婚に踏み切られる方もいらっしゃいます。といっても、実は離婚総数は減少傾向にあるんです。