2012年9月23日 18:10
【エンタメCOBS】遺言状を作る人が増えている!その現状とは?
日本でも遺言状を作る人が増えているようです。遺言状を作ることのメリット、作る際に気をつけることは何でしょうか? また遺言状を作るとお金はかかるのでしょうか? 弁護士法人アディーレ法律事務所の篠田恵理香弁護士にお話を伺いました。
■遺言状を作る人は増えている!
――日本でも遺言状を作る人が増えていると聞いていますが事実でしょうか?
篠田弁護士増えていると思いますね。データで言いますと、公正証書遺言の作成件数が平成14年度では64,007件だったのが、平成22年度には81,984件になっています(28%増加)。また、家庭裁判所での遺言状検認件数も、平成14年度には10,503件だったのが、平成22年度には14,559件(約39%増加)に増えています。
――公証証書遺言というのは何ですか?
篠田弁護士法的に有効な遺言状には大きく分けて2つあります。(1)自筆証書遺言と(2)公正証書遺言です。自筆証書遺言というのは遺言を自筆で書いて、署名、押印したものです。
公正証書遺言というのは公証役場に行って、立会人(2人)の元に作成する遺言です。
――家庭裁判所での検認件数というはどういう意味でしょうか?
篠田弁護士検認というのは「遺言状がありました!」