小学生の時に「世界の偉人」という本が図書館にあったでしょう。そこには子供向けにわかりやすく、その人の生涯が感動的に書かていたはず。でも、完全無欠な人はいません。調べてみると「えっ? こんなこともやってるの!」という事実がでてきます。
偉人達の意外な側面をご紹介します。
■野口英世、手段を選ばない男!
野口英世がかなりいい加減な人だったのを知っていますか? 彼は放蕩好きですぐにお金に困る事態に陥りました。その度にピンチを救い続けたのは血脇守之助という人です。1896年に野口が借金して上京したにも関わらず、放蕩三昧ですぐにお金がなくなった時に、住むところを提供したのは血脇さんでした。
ドイツ語学習のための月謝4円を工面したのも血脇さん。済生学舎(日本医科大学)へ通うために月15円のお金を工面したのも血脇さん。その上、この15円を一遍に渡すと野口が無駄使いする(遊興に使う)ため5円ずつ渡したというみっともないエピソードがあります。
1899年には、ペストの現地調査を行うために清に行く、そのための支度金96円(大金です!)を放蕩三昧で使い果たしました。これを救って清へ渡航させてやったのも血脇さん。