【転職コブス君】適材適所の人材選び-人事担当者は筆跡で適職を判断している!?
その際、字が上手なのか下手なのかは採用の基準ではありませんね。例えば、鉛筆の下書きがうっすらと残っていたり、下線をそろえるために定規を使用しているような丁寧な履歴書は、応募に対する熱意が感じられて目にとまりますね」
――まずは応募に対する姿勢をみるわけですね。ところで、筆跡で適職が判断できるのでしょうか?
「筆圧が高かったり、ハネやハライの強い人は、自信があり能動タイプの人が多いので、対外交渉や管理職候補向きです。縦線をそろえて、文字を崩さないきちんとした文字の人は、きちょうめんなタイプが多いので事務職に向いています。少々文字が崩れていても、のびやかで豪快な字体の人は営業向きですね」
――なるほど、潜在能力を見逃さないわけですね。文字を見て、採用を見合わせるケースもありますか?
「右や左に傾きが強かったり、ハネ、ハライが極端に強い人、ひょろりとした細長や幅広など、あまりにもクセの強い文字を書く人、また小さすぎるひ弱な字体の人は、協調性に欠けるケースが多いので面接を見合わせることもあります」
■面接よりも文字判断を重視するワケ
――筆跡診断は本当に効果的なんでしょうか?
「近頃は面接マニュアルが普及していて、自宅で十分に練習されてからの本番ですからね。