それにアドビさんのような世界的な企業からしたら、漫画制作専用ソフトというは、市場のごく一部の日本の、そのまた一部といった感じではないでしょうか(笑)。
――バージョン1.0の評判はいかがでしたか?
成島さん最初はあまり良くなかったです。バージョン1.5になって、それまで別売していた素材などをワンパッケージにしてから評判も上がりまして、売れ行きも上向きました。
――素材というのは、例えばスクリーントーンなどのことでしょうか。
成島さんそうですね。アプリケーション、素材などをワンパッケージ化して、バージョンアップを繰り返し、改良を繰り返して……今に至っています。
――少しずつ評価も上昇していったという感じですか?
成島さんそうですね、なにしろ漫画制作ソフトという前例がないところに投入した製品ですので。開発者の思い込みと熱意だけで市場投入しました。
そこからお客さまの声を聞いてブラッシュアップして、の繰り返しです。
――現在のComicStudioの最新版は何世代目に当たるんでしょうか?
成島さんComicStudioとしてはバージョン4.0が最新ですね。ですが、現在このComicStudioの機能を引き継いで、『ILLUST STUDIO』(イラストスタジオ)