2012年11月19日 11:20
【エンタメCOBS】初音ミクさん家の社長にお話を伺いました
伊藤社長そうですね。今もそうなんですけど、やりながら考えているところがありますね。
――『初音ミク』を代表とするボーカロイドはまったく新しいムーブメントを起こしたと思うのですが、その原動力は何でしょうか?
伊藤社長「共感」ではないでしょうか。コンテンツの作り方、商品の作り方の根っこには「いかに共感してもらうか」があると思います。この共感の輪が次々に広まっていくことで大きな流れになる。流れを作る上で、ニコニコ動画やYouTubeという便利な道具があった、そのタイミングも良かったのでしょう。さっきのビジネスの話にもつながるのですが、金庫の中にコンテンツを入れておいても何もならない、と思っています。共感を呼ぶようにコンテンツを泳がせていくこと、これが大事なんです。
――「コンサート」は従来の音楽ビジネスの範疇でしょうが、それがバーチャルキャラクターでというと今までにない話ですよね。初音ミクさんの海外でのライブなどはこれからも続くでしょうか?
伊藤社長続きます。昨年はロサンゼルスとシンガポールでコンサートを行いました。10月は香港、台湾で行いました。
――初音ミクさんは働き者ですね。