【エンタメCOBS】まるで現代アート? 「世界タメシガキ博覧会」をレポート
お国柄がよく出ている1枚だと言えそうです。
個人的に気になったのは、この試し書きです。どこの国かというと、南アメリカのボリビア。四足の動物の上に球体が浮かんでいるように見えますが、これは何なんでしょうか?もしかしたら、現地では神聖な動物なのかもしれないと想像が膨らむほど、気品が漂っています。それにしても気になる……
次に紹介するのはグアムです。
グアムといえば日本人にもなじみが深いリゾートですが、きれいな長いまつげのイラストから南国っぽさがうかがえます。しかし、細いペンと太いペンで同じような瞳を描くとは、よっぽど瞳を描きたかった人なのでしょう。
最後に紹介する試し書きはオランダのもの。
紙全体がぐちゃぐちゃな線で覆われて、ちょっと投げやりな感じもしますが、ある意味、これこそ試し書きの王道と言えるかもしれません。ここまで試し書きしてみれば、商品の品質がよく分かるというものです。オランダは発展途上国ではありませんが、もしかしたら実用へのこだわりが強い国なのかも。ただ、書きすぎてインク切れにならないか少し心配です。
寺井さんによると、現在収集した試し書きは約2,000点。なかには寺井さんの活動を知って各国から送ってきてくれることもあると言います。