2012年12月2日 15:50
【エンタメCOBS】世界に誇る「日本の自動販売機」のお話
――どういった国ですか?
向出さん弊社で言うとアジア地区が中心となります。
――海外ならではの工夫などはされますか?
向出さん国や地域により言語やお金、電源に加え、販売商品もがちがいますので、それぞれの対応により仕様が異なります。また、それぞれの飲料メーカーさんによって仕様の要求が異なってきますので対応する必要があります。
――マスプロダクション(大量生産物)っぽいのに、受注生産のような製品なんですね。
向出さんそうですね。ちゃんと冷たい飲料や温かい飲料を確実に販売するといった基本機能は同じですが、例えば、変わった形状のペットボトルを販売するための対応など工夫が必要です。当然、お客さまのブランドデザインの対応が必要です。
■ペットボトルを販売するのは難しかった!
――自動販売機の技術的な革新について教えてください。
これはエポックメイキングだったな、という技術はありましたか?
向出さんそうですね。まず「ペットボトル」でしょうか。これを販売できるようにするのは大変に難しかったですね。
――えっ、そうなんですか?
向出さんペットボトルは従来の缶に比べて格段に柔らかい物です。