【エンタメCOBS】世界のガッカリする話 バミューダ・トライアングル編
また「白い水に突入」などの魅力的な交信もウソで、なかったことがわかりました。また、確かに飛び立った時は晴天だったのですが、その後荒天になり、強風が吹くような天候だったのです。本当の交信記録には「コンパスが2つとも壊れた……」という報告がありました。計器が壊れたので、観測飛行をやり、そして燃料が尽きて墜落したのが真相だった(と推測される)のです。残念な結末ですが、理由のある航空事故だったわけです。
■だから消えてないってば!
ローレンス・D・クシュさんは調査結果を本にまとめました。邦訳は『魔の三角海域 その伝説の謎を解く』(角川書店/1975年に刊行)。バミューダ・トライアングルの謎がいかにガッカリかを明らかにした労作です。
――この本はもう絶版になっていますね。
皆神さん残念ですが入手困難です。プレミアがついてかなり高額になっているんじゃないでしょうか。
――結局、魔の海域はロマンだけで実際にはなかったと。飛行機も消えてないですし(笑)。
■日本には実際に「魔の海域」があった!?
皆神さん私はですね、日本にも「魔の海域」があったと考えています。
――えっ!「ドラゴン・トライアングル」