くらし情報『【エンタメCOBS】海洋資源探査の話』

2012年12月23日 15:40

【エンタメCOBS】海洋資源探査の話

1981年に就航した『第2白嶺丸』という船は、マンガン団塊専門の調査船でした。

■資源量の推定は地道な作業!

――深海資源の資源量の推定というのはどうやって行うのでしょうか?

大岡課長まず調査する領域を方眼紙のようにグリッドで区切ります。そして、この縦の線、横の線の「交点」の部分を順番に掘削して、どんな鉱石が出るかを調査していくんです。そうすると、各交点で、地下何mで何が出たとか何もなかったとかという情報が集まります。すると、探査する領域の鉱床の3Dマップができますよね。そうして初めて全体の資源量の推定ができるのです。

――それは、ものすごく地道な作業で、しかも時間がかかるのでは?

大岡課長その通りです。

――そのグリッドの目、つまり方眼のサイズはどのくらいなのですか?

大岡課長それは鉱床の種類や調査の目的によっていろいろなんです。
まったく見当もつかない場合の調査では、例えば5kmなどの間隔から絞っていくこともありますし、もっと細かく探査する場合には、200mあるいは100mとか50mなどの場合もあります。

――では、鉱物の資源量というのは、そんなに簡単にわかるものではないのですね。

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