くらし情報『【エンタメCOBS】海洋資源探査の話』

2012年12月23日 15:40

【エンタメCOBS】海洋資源探査の話

――船体に穴があいてるんですね。

大岡課長ええ。普段は閉じておくことも可能です。このムーンプールが中央にあることがとても大事なんです。船が一番揺れないのは中央です。掘削機をできるだけ揺らさないで海中に降ろしたり、揚げたりするには、この配置が最適なんですよ。

――『第2白嶺丸』よりも大型化したとのことですが?

大岡課長ええ。それにも理由があります。
最新の調査機器が電力を食うのと大型の機材を置くスペースがないんですね。小さい船体だと、エンジンも小さいので、そこから取れる電力も小さくなってしまうんです。ですから、必然的に船体を大きくし出力を大きくしなければならなかったんですよ。

■「東に1m動く」ことも可能な白嶺

大岡課長またエンジンがとても変わっています。『白嶺』のエンジンは、ほかの船のように直接スクリューシャフトにはつながっていません。発電機につながっているんです。発電機から、電線を船首と船尾に伸ばして、船尾の2基のアジマス推進機、船首の3基のバウスラスターを動かします。このような船を電気推進船といいます。
アジマス推進機は360度回転できますし、艦首3基のバウスラスターの内の1基は昇降式で、これも360度回転できます。

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