くらし情報『【雑学キング!】特定の業界では、なぜ昼夜問わず「おはようございます」と言うの?』

2013年1月7日 21:20

【雑学キング!】特定の業界では、なぜ昼夜問わず「おはようございます」と言うの?

漢字で書くと『喜座』となって、文字通り喜んで座るという意味ですが、こちらも風習の中で受け継がれたあいさつで、変化して『喜左衛門』などと呼ぶところもあります」

■ビジネス文書でよく使う、アノ言葉の意味とは?

――風習といえば、ビジネス文章にも昔ながらのあいさつが今でも使われていますね。

「拝啓からはじまり敬具で終わるというしきたりは、手紙文の中に今でも根付いています。長々としたあいさつを省略するという意味では、歌舞伎界の『おはようございます』と同じかもしれませんね」

――ちなみに、拝啓とはどういう意味なのですか?

「拝啓の『拝』はおじぎをする、『啓』は申し述べるというあいさつを表現した言葉です。拝啓と書くだけで、すべてを理解できるよう工夫された先人の知恵ですね。現代でいえば、読んだだけで気持ちが伝わる顔文字のようなものです」

――そうすると、敬具も同様なわけですね。

「『敬』は相手をうやまう気持ちを表し、『具』で申し述べましたと、文面を謹んで締めるわけです。『前略』で始まる場合は『かしこ』で締めますが、これも『かしこまって申し述べました』と、自分をへりくだって、相手を尊重した言葉です」

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