2013年1月19日 14:20
【コブスくんのモテ男道!】竜なの?何なの?不思議だらけのタツノオトシゴ
ちなみにタツノオトシゴのペアは一夫一婦制で生涯に相手はひとりとも言われています。その夫婦仲の良さにあやかって、古来より「夫婦円満」「子宝」の縁起物としてお守りのシンボルにもされているんですよ。
■ドラゴン派、馬派、ご当地名もいろいろありまして
英名ではシーホース(海馬)と呼ばれていますが、日本では竜に赤ちゃんがいたらこんな姿なんじゃないか?という由来で「竜の落とし子」と名付けられたという和名。また、卵ではなく、オスのおなかで育った稚魚が一匹ずつ産み落とされることから「落とし子」と呼ばれたという説も。
日本の地方名の呼び名もさまざま。タツノコ、タツガシラといった竜派とウマウオ、カイバといった馬派に大きく別れています。中にはリュウグウノコマ(竜宮の駒)と竜と馬が一緒になっちゃったような名前もあったり。きっと、名付けた人々もこの不思議な生き物を魚とは思えなかったのでしょう。
江戸時代の儒者、貝原益軒の著作「大和本草」には「海馬海中に生ずる小虫なり、頭は馬のごとく、腰はエビのごとく、尾はトカゲに似たり」と書かれています。もう謎の生き物ですね。
■さらにいろいろ。イトコもいるの?親せきも個性派ぞろいでございます
世界にたくさん種類のいるタツノオトシゴとその仲間。