【エンタメCOBS】知っていますか? 大学受験のシステムの変遷
、いわゆる「センター試験」です。
1985年(昭和60年)、臨時教育審議会で新しいテストを創ることが提唱されました。これは、「偏差値重視」による受験戦争の過熱に対応しようというものでした。人間を多面的に評価して、入学者を選抜するために、「各大学がテスト結果を自由に利用できるように」と文部省は説明しています。
この理念の下、1990年(平成2年)から実施されています。この最初の年には、すべての国公立大学のほか、私立大学でも16大学19学部が参加しました。受験者数は約43万人だったそうです。
試験教科は現在では以下のようになっています。
●国語、数学、外国語、理科、地理歴史、公民
各大学で「この教科、この科目を受験してね」と指定できるので、志願者は自分の受験する大学によってどの試験を受けるかを決めます。多くの国公立大学の場合、5教科7科目、あるいは6教科7科目で950点満点が多いようです。
平成25年度の大学入試センター試験の受験者は573,344人。対前年度で17,807人増です。
*……大学入試センターの「平成25年度大学入試センター試験の志願者数(確定)について」によります。