男女の友情を阻む要因とは?『月極オトコトモダチ』に見る性の壁の心理学
どちらも気持ちのベクトルが向き合っている状態で、違いは「障害」があるかどうか。
例えば、どんなにいい人で仲がよくても、相手が小学生だったら、一般的には恋愛対象にならないですよね。これは「年の差」という障害があるため、お互いに想い合っていても「恋愛」はならず「友情」が成立するのです。
けれども、お互いに年を重ねて精神年齢があまり変わらなくなり、「年の差」に障害を感じなくなったら…。「友情」ではなく「恋愛」に変化する可能性は大いにあります。
もちろん逆もしかりです。価値観の違いなど、別れた理由がどうにも越えられない「障害」になった場合、「愛情」ではなく「友情」が成立します。
男女間には友情が成立しないと思われがちですが、単に異性に対して「障害」を感じるかどうか、それ次第なのです。
「障害」を感じる人は友情を築けるし、「障害」を感じない人は「恋愛」しかできないということになります。
■反感の因子が恋を導く?
ところで、女性は親しい男友達が異性と仲良くしていたり、自分の思ったとおりの行動をしなかったりしても、そんなに不満を感じません。
しかし、男性は違います。女友達が異性と仲良くしていたら、「面白くない」