くらし情報『奥深くも親しみやすい版画の世界。アートを自宅に飾る贅沢はいかが?【CWAJ現代版画展】』

奥深くも親しみやすい版画の世界。アートを自宅に飾る贅沢はいかが?【CWAJ現代版画展】

たとえば、上の作品の場合、
左端の1/ 40の表記は、同じ版で40枚の作品が制作されていて、うち1番最初に刷られたのがこの作品ということ。

コレクターのなかには、1枚目に刷った版画作品だけを集めるというマニアもいるくらいです。この数字、今後注目してみると面白いかも。

*これはコラグラフ(collagraph)
さまざまな素材の平版に、各種素材を貼りつけたり、下地剤を塗ったりして凸凹を作って刷ります。フランス語の「コラージュ」に由来。

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こんなふうに板の種類だけでもいろいろ。そこに、彫りの技法や彩色、紙質、刷り方の特徴が複雑に組み合わさるのですから、版画はとてつもなく繊細で、可能性に満ちたアートなのです。

あれ、話が本題からそれてしまった……。


■CWAJ版画展のお話

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CWAJ現代版画展とは、ボランティア団体「CWAJ(College Women Association in Japan)」が開催する版画展で、今年で第61回目を迎えました。第1回は戦後まもなくの1956年ですから、この版画展の歴史はとてつもなく長いのです。

会場に展示される版画は、ほぼすべて、異なる版画家の手で制作されています。

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