チェコで人気な日本文化――離れた場所から見る日本は愛おしい
もはや、私が知っている緑茶とは、似ても似つかぬお味になっています……。
また、チェコでは各地域にČajovna(チャイオブナ)と呼ばれる、お茶処があります。私が住んでいる町にもあり、さまざまな種類のお茶があります。
アジアのお茶だと台湾や中国茶などが数多く揃っていて、日本のお茶もあります。文化人の溜まり場のような雰囲気で、のんびりと過ごす人たちが多いです。
以前、友人とカフェに行ったとき、珍しく煎茶があったのでオーダーしました。
飲み終えた友人は「草のような味がする」と一言。私が初めてハーブティーを飲んだときに、なんとも言えない味わいを感じたのと、きっと同じ感覚でしょう。
その一方で、抹茶をたしなむ人もいます。チェコ人は甘党が多い、というイメージが強い私には、「なかなか、ツウですね」と言ってあげたい。
■日本から、離れたからこそ感じる愛おしさ
他にも、「お花」や「狂言」、空手や合気道などの「武道」などの文化も人気です。
また、チェコでは「寿司」ブームになっていた時期もあって、すし米という名の白米が近場で手に入るようになったときは、「ついにこの片田舎も、ここまできたか!」という思いでした。