女らしさも男らしさも自由自在。パンツスタイルの楽しみかた
よってその期間は、素足の露出が少なくて済むパンツを履くことが増えた。
逆に晩秋から冬の間は、厚手のタイツで足の生々しさが隠せるので、短めのスカートだって気軽に履ける。短いスカートはやっぱり気分が軽やか。冬限定のお楽しみアイテムとなったのである。さらに、パンツは靴とのバランスが最も重要なアイテム。ブーツの筒の高さや細さのバランスを取るのが意外と難しいパンツ。もっぱら素足にパンプスやサンダルが履ける春夏にこそ活躍するアイテムとなった。
素足でサンダルを思う存分楽しめるのはパンツのメリット。
■パンツを履きたくなるとき
パンツを一番履きたくなるのはどんなときか―――。
それを考えてみると、
「とにかく前に進みたいとき」
「自分に負荷をかけて坂道を上がりたいとき」
一言で言うなら、「歩幅を大きく、脚の回転を速くしたいとき」だと思う。
それはもちろん山登りのときということでなく(笑)、自分の立ち位置がなんとなく停滞しているなと感じるときに湧き起こる。
仕事にしろ、プライベートにしろ、自分の足を1歩1歩前に進めたい。自分の筋肉で。
そう思う気持ちの強い日の朝、私はパンツを選び取る。