母強し! 『スリー・ビルボード』は予想がつかない必見のサスペンス 古川ケイの「映画は、微笑む。」#36
夫を失えば未亡人。親を失えば孤児。でも、子どもを亡くした親についての言い方はない。なぜなら、生物学的にそういうことは起こってはならないから。そこにミルドレッドは置き去りにされている。だから彼女は一発勝負に賭けるの」と語っています。
◼︎ダークなユーモアとシリアスが交差するクライム・サスペンス
本作の見どころは、最後まで二転三転し、どこに転ぶかわからないそのストーリー。
登場人物たちは、行き場のない怒りや喪失感を抱えながらも、それぞれダークなユーモアも持ち合わせています。
そのため、シリアスなクライム・サスペンスでありながら、ところどころ思わず笑ってしまうようなシーンもあり、飽きることがありません。
果たして、ミルドレッドは真犯人にたどり着くことができるのか。その結末は、ぜひ映画館で見届けてください!
◼︎『スリー・ビルボード』公開情報
『スリー・ビルボード』
2018年2月1日全国ロードショー
監督・脚本・製作:マーティン・マクドナー『セブン・サイコパス』
出演:フランシス・マクドーマンド『ファーゴ』、ウディ・ハレルソン『メッセンジャー』、サム・ロックウェル『コンフェッション』
配給:20世紀フォックス
上映時間:116分
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards/
(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
aiko、紅白出場への喜びを語る「今年最後の歌が31日で嬉しいです」