自分の「嫌だ」を大事にする。「LEBECCA boutique」赤澤えるが考える自分らしい装い
という気持ちが強かったんだと思います。最初にお話をいただいたときも、適任じゃないと思って何度もお断りしていたくらいなので。始まった当初も、きっと1年くらいで終わってしまうような気もしていたんです。私には服の知識も、発信力もなかったので。
LEBECCA boutiqueでは古着が7割、オリジナルアイテムが3割の比率で商品が構成されている。オリジナルアイテムには、特徴的な名前が付けられており、エピソードを読み進めていくとその意味が回収されるという仕掛けになっている。先日販売された浴衣には「夢にまで咲く花柄浴衣」という名前が。
でも、いつ終わるかわからないと思っているからこそ、自分が納得して一生懸命やれる形を探したし、やるなら負けたくなかったんです。
例えば「ダサい」とか「服を勉強してきていない奴がやってもね」と言われたとしても、「わたしにはこういう想いがあって、それを形にしてこうなった」ということを説明できれば、勝ち負けがあったとしてもただの負けにはならないような気がして。
――えるさんが伝えたかった想いというのは、どんなものなのでしょうか?
私が「LEBECCA boutique」