映画『クリミナル・タウン』感想。ハリウッドの最旬キャストで贈るクライムサスペンス青春映画!
警察とメディアは「チンピラの黒人少年が麻薬を巡るギャング同士の抗争に巻き込まれたのだろう」と、早々に調査を終結しようとします。しかし、アディソンはあの文学好きの優等生のケビンが、チンピラと言われ麻薬に関わって殺されたなんて信じられない……と納得がいきません。
優等生のケビンが、なぜ殺されなければならなかったのか?
親友の名誉を取り戻すためアディソンは、校内や各所に「事件の目撃情報求む」と、張り紙をしたりとフィービーと共に犯人捜しに乗り出します。
しかし、証言を取り合おうとしない警察や、大学への推薦状を餌に操作を牽制する学校、「深入りするな」と脅しをかけてくる同級生など、なぜか街中が目を背ける雰囲気に。
ひるまずに捜査を続けるふたりは、ケビンのバイト仲間、担当したカウンセラー、両親などに会いますが、肝心の両親が「息子は、この街に殺された……」と口をつぐむのでした。
まるで街全体がこの事件をなかったかのように処理するさまに違和感を拭えないふたり。
食い違う人物像、不可解な行動。
危険を感じたフィービーが、調査を止めようと訴えるのをよそに、アディソンは事件の核心へと近づいていきます。