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東北地方を中心とする映画館・フォーラムシネマネットワークが、13日から「auシネマ割」の対象映画館となる。「auシネマ割」は、映画鑑賞券やポップコーンが割引価格で購入できるPontaパス会員向けクーポン。Pontaパス会員であれば、フォーラムシネマネットワークの各劇場で上映される映画が、同伴者5名まで毎日1,400円(高校生以下は900円)にて鑑賞することができる。さらに、2025年1月9日までは、「フォーラムシネマネットワークスタートキャンペーン」として、フォーラムシネマネットワークの各劇場で上映される映画が同伴者5名まで1,200円で鑑賞可能。また、「auシネマ割」のサイトからPontaパスに新規入会すると、フォーラムシネマネットワークの各映画館の映画とポップコーンセットがそれぞれ500円で楽しめる「W500円クーポン」も同日から提供される。
2024年12月13日“人生は、旅である”という言葉がありますが、こどもの頃『兼高かおる世界の旅』というTV番組が大好きで、毎週楽しみに見ていました。未知なる世界も魅力的でしたが、旅する兼高かおるさんもとても素敵でこんな大人になりたいと思ったものです。そんなこともあり20代の頃に縁あって福岡の旅行会社で3年ほど働いていたことがあります。旅行会社では、国内海外旅行の接客予約手配業務、パッケージツアーなどの添乗をしていましたが、旅という幸せな時間をサポートするお仕事は、直接お客様の喜ぶ顔を見ることができ、とても楽しかったのを覚えています。老若男女、様々な立場の方のお世話をさせていただいたのは、今になって思えばとても貴重な経験でした。この春、旅行を予定されている方も多いことでしょう。旅をテーマにした名作映画といえば、ベン・スティーラ監督・主演の『LIFE!』ですね!シネマの時間第4回は、ニューヨークの伝統ある雑誌社『LIFE』で働く平凡で空想癖のある主人公が、壮大な旅を経て人生を変えていくファンタスティックなヒューマン・ドラマ『LIFE!』をご紹介させていただきます!■映画『LIFE!』あらすじ - 世界を知ろう、お互いを知ろう、それが人生の目的だから©︎YUMIMOROTO主人公のウォルター・ミリーは、ニューヨークの伝統ある雑誌社『LIFE』の写真管理部で16年働いているベテラン社員。不器用な性格ゆえに人付き合いが苦手で、想いを寄せる同僚の女性シェリルにも話しかけることすらままなりません。変化のない単調な日々を過ごす彼の唯一の楽しみは、むなしい現実から逃避する刺激に満ちた空想をすることでした。空想の世界では、時にアクションヒーロー、時に勇敢な冒険者となり、シェリルに対しても情熱的な人間になることができたのです。そんなある日『LIFE』誌にもデジタル化の時代の波が押し寄せ、事業再編にともなう休刊が決定されてしまいます。『LIFE』誌代表のフォト・ジャーナリストであり冒険家のショーンは、誠実で質の高い仕事ぶりから、ウォルターのことを非常に信頼していました。世界中を飛び回る彼にとって仕事熱心なウォルターは、彼の写真を安心してゆだねることのできる志を共にしたかけがえのない存在だったのです。『LIFE』誌の休刊をいち早く知ったショーンは、ウォルターに宛ててこれまでの仕事ぶりに感謝を込めた手紙と最後の撮影フィルム、「素晴らしい仕事に感謝」という言葉と『LIFE』社のスローガンが印字された革財布の贈り物を届けます。しかし送られたはずの『LIFE』誌の最終号の表紙を飾る大切なネガが見当たりません。そこでウォルターは、一大決心をしてネガの在処を求めてショーンを探す冒険の旅へと出発するのです。ショーンを追って、北極圏のグリーンランドからアイスランドの火山地帯やヒマラヤへ。ありえないほど奇想天外な道のりは、はからずも彼の可能性を引き出し、人生を輝かしく一変させていくのでした。■この映画の主人公はあなたです!現状を抜け出して、新しい自分に変わりたい。日々の生活や仕事に追われ、それなりに充実しているけれど恋愛になかなか踏み込めない。なりたいものややりたいことが沢山あったはずなのに、夢を追いかけることを諦めてしまった主人公のウォルターは、誰もが「これって自分のことかも」と思い当たるキャラクターです。そんなウォルターが『LIFE』誌の最終号の表紙を飾る大切なネガを探すために、未知なる冒険の旅に出発。彼が、自分自身の可能性を見出し生き生きと変わっていく様子は、見る人すべてに勇気と希望を与え深い共感を覚えずにいられません。かけがえのない人生の瞬間を謳い上げた珠玉のストーリーは、あなた自身の物語でもあるのです!カメラマンのショーンからウォルターへ『LIFE』誌のための最後のフィルムとともに感謝の気持ちを込めて贈った皮財布には、映画の根底にあるメッセージでもある『LIFE』誌のスローガンが印字されており心に響きます。“世界を見よう”“壁を越える勇気を持とう”“いろんな人と出会い、お互いを知ろう”“そして感じよう”“それが人生の目的だから”そしてショーンは、「LIFE誌の最後の表紙には25番のネガを採用していただきたい。25番は俺の最高傑作だ。人生の真髄とはこれだ。いい仕事をしてくれ。信頼している。」とウォルターに宛てた手紙に書いていました。このネガが見当たらないためにウォルターは、“人生の真髄”を探す旅になるのですが、ネガに映し出された“人生の真髄”とは何だと思いますか?ただのロードムービーでないところがこの映画の素晴らしいところで、最後のシーンは何度見ても心あたたまり感動します。人生は短い。好きなこと、やりたいことがあるのなら、やってみるべきですね!■未知なる旅を彩る壮大なロケーションウォルターの旅を彩る壮大なロケーションも本作の見所のひとつです。空想の世界を抜け出し、北極圏のグリーンランドからアイスランドの火山地帯やヒマラヤへ。大自然の中に身を投じたウォルターが、ヘリコプターに飛び乗り、極寒の海にジャンプし、一日漁船員となり、荒々しい大地を駆け抜け、スケートボードで疾走し、ノシャック山を登頂し、過酷な雪山を越えていく光景は、息をのむほどの驚きと美しさに満ち溢れています。ようやくショーンを見つけたウォルターが、ふたりで幻のユキヒョウを見たり、夕暮れのなか現地の人達とサッカーをするシーンは、空想の世界以上の素晴らしさで男同士の友情にグッとくることでしょう。旅するなか素晴らしい多くの出会いを通して地味で平凡だったウォルターが、カッコ良く素敵に変わりはじめる瞬間を共有したみなさんは愛おしい幸福感でいっぱいになるに違いありません。また、ウォルターを取り巻く豪華なキャストも魅力的です。『LIFE』誌の表紙をになう冒険家のカメラマン、ショーン・オコンネルに扮するのは、『ミスティック・リバー』『ミルク』で二度のアカデミー主演男優賞に輝く名優ショーン・ペン。ウォルターが恋するヒロインのシェリルには、人気女優クリスティン・ウィグがあたたかな雰囲気で親しみやすく演じてウォルターの恋を応援せずにはいられません。また、ウォルターの母親を『アパートの鍵貸します』『愛と追憶の日々』などで伝説的な大女優シャーリー・マクレーンが存在感たっぷりに脇を引き締め安定の満足感です。■音楽とポスターの効果的な演出劇中の音楽やビジュアルも、効果的に演出されており素敵です。特に、ショーンを追ってアイスランドで酔っぱらいの運転手が操縦するヘリコプターに乗るかどうかの決断をするシーンで想いを寄せるシェリルが空想でギターを持ってDavid Bowieの名曲「Space Oddity」を歌いながら現れるのは印象的でした。まさにこの歌が、ウォルターに新しい世界へ一歩を踏み出す勇気を与えるのです。そしてオフィスのインテリアのビジュアルにも注目です。ご存知の通り、実際の『LIFE』誌はアメリカで2007年まで刊行し、写真を中心にアメリカの思想・政治・外交を世界に魅力的に伝える名グラフ雑誌ですが、現在は映画通りWEB上で事業を続けています。劇中では歴代の『LIFE』誌のカバーポスターがオフィスに飾られ、それがまた素敵なのです。特に、ウォルターがカメラマンのショーンを探すことに決めて廊下を走りだすシーンでは、モハメド・アリやジョン・レノン、宇宙飛行士などのヒーロー達が映し出されワクワク感をかき立ててくれます。是非、この機会に新しい自分へ人生観を広げてくれるヒューマン・アドベンチャー映画『LIFE!』をお楽しみください!■映画『LIFE!』作品紹介公式ホームページ:foxmovies.jp/life/movie©2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.原題:THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY製作年:2013年製作国:アメリカ映倫区分:G配給:20世紀フォックス映画上映時間:114分監督:ベン・スティラー原作:ジェームズ・サーバー脚本:スティーブ・コンラッド製作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr.、ジョン・ゴールドウィン、スチュアート・コーンフェルド、ベン・スティラー撮影:スチュアート・ドライバーグ美術:ジェフ・マン衣装:サラ・エドワ音楽:セオドア・シャピロ編集:グレッグ・ヘイデン■『LIFE!』キャストベン・スティーラー=ウォルタ・ミティショーン・ペン=ショーン・オコンネルクリステン・ウィグ=シェリル・メルホフシャーリー・マクレーン=エドナ・ミティアダム・スコット=テッド・ヘンドリックスバットン・オズワルト=トッド・マハールキャスリン・ハーン=オデッサ・ミティアートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美
2024年12月10日移動映画館のキノ・イグルーが企画する、横須賀美術館でのシネマパーティー第33弾にて、映画『ディリリとパリの時間旅行』を上映することが決定した。本作は、ミッシェル・オスロ監督が手掛けたベル・エポックの美しいパリを舞台にしたアニメーション作品。ニューカレドニアからやってきた小さな女の子ディリリと、友だちのオレルが、パリで頻発する少女誘拐事件に巻き込まれ、パブロ・ピカソ、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックや、オペラ座の人気歌手エマ・カルヴェ、大女優サラ・ベルナール、科学者マリー・キューリーら素敵な女性たちの力を借りて、事件を解決に導くまでを描く。今回は日本語吹き替え版での上映となっており、新津ちせ(ディリリ役)、斎藤工(オレル役)らが参加している。大きなスクリーンでの野外上映会。事前申込不要、当日自由参加形式での開催だ(雨天時のみ事前申込抽選制)。『ディリリとパリの時間旅行』は8月31日(土)、9月1日(日)各日18時40分~横須賀美術館 海の広場(雨天時はワークショップ室)にて上映予定。© 2018 NORD-OUEST FILMS - STUDIO O - ARTE FRANCE CINEMA - MARS FILMS - WILD BUNCH - MAC GUFF LIGNE - ARTEMIS PRODUCTIONS - SENATOR FILM PRODUKTION(シネマカフェ編集部)■関連作品:ディリリとパリの時間旅行 2019年8月24日よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開© 2018 NORD-OUEST FILMS – STUDIO O – ARTE FRANCE CINEMA – MARS FILMS – WILD BUNCH – MAC GUFFLIGNE – ARTEMIS PRODUCTIONS – SENATOR FILM PRODUKTION
2024年08月06日現在の主流になっているデジタルシネマにいち早く焦点を当て、国内外の新たな才能を発掘してきた《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024》が13日(土)に開幕を迎える。回を重ねること21回目を迎えた同映画祭は、メイン・プログラムに国際コンペティションと、国内作品に焦点を当てた国内コンペティション(長編部門、短編部門)を組み、現在『碁盤斬り』が公開中の白石和彌監督や『浅田家!』の中野量太監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督など、現在の映画界の第一線で活躍する才能あふれるクリエイターを見出してきた。今年も102の国と地域から、1201本の応募作品が集まり、世界各国の新鋭監督たちが顔を揃える国際コンペティションは10作品、国内コンペティションは長編部門6作品、短編部門8作品がノミネートされた。国際コンペティション部門には日本での劇場公開が決まった作品も!まず映画祭の顔といえる国際コンペティション部門は、今年も本映画祭らしく歴史ドラマにヒューマン・ドラマ、ドキュメンタリーなど多彩なジャンルの作品が並んだ。その作品のクオリティは確かで、本映画祭の上映をきっかけに日本での劇場公開が決まってスマッシュヒットする映画も珍しくない。昨年の本映画祭の上映作品も、エラ・グレンディニング監督の『わたしの物語』(※映画祭時のタイトルは『あなたを探し求めて』)が現在公開中。8月からはレア・フェネール監督の『助産師たちの夜が明ける』(※映画祭時のタイトルは『助産師たち』)が公開を迎える。そして今年はレアケースでアンダース・ウォルター監督の入選作『ぼくの家族と祖国の戦争』(※映画祭時のタイトルは『Before It Ends(英題)』)は日本での劇場公開が決定している。『Before It Ends(英題)』(C)2023 NORDISK FILM PRODUCTION A/Sそのほかも映画ファンとしては見逃せない、稀代のクリエイター、ミシェル・ゴンドリーのキャリアに焦点を当てたフランソワ・ネメタ監督のドキュメンタリー『ミシェル・ゴンドリー DO IT YOURSELF!』や、テイラー・スウィフトや将棋の藤井聡太などが受けたことで日本でも注目が集まるモンテッソーリ教育の生みの親、マリア・モンテッソーリの人生を描くレア・トドロフ監督の『マリア・モンテッソーリ』、ウズベキスタンの新鋭、ショキール・コリコヴ監督が慎ましい生活を送る老夫婦を通し、現代社会の在り様を問う『日曜日』など、力作が顔を揃える。『ミシェル・ゴンドリー DO IT YOURSELF!』(c)Francois Nemeta海外のハイクオリティが揃う中、日本から唯一の国際コンペティション部門の選出を果たしたのは、谷口慈彦監督の『嬉々な生活』。谷口監督はこれまで本映画祭の常連である磯部鉄平監督の『ミは未来のミ』や『コーンフレーク』などのプロデューサーとして活躍。長編監督2作目となる『嬉々な生活』では、ヤングケアラーや子どもの貧困といった社会問題を背景に、どんな苦境にもめげない、前を向いて生き抜こうとする中学生のヒロイン・嬉々の姿を鮮やかに描き出している。谷口監督は「磯部からSKIPシティの作品のレベルの高さを聞かされていました。『国内コンペティションもすごいが、国際コンペティションはさらにその上をいくハイレベルで至難の業だ』と。だから、自分が国際コンペティションに入選したことにびっくりしています。どのような感想をいただけるのかドキドキしているんですけど、映画祭を楽しみたいと思います」と語る。『嬉々な生活』の谷口慈彦監督なお、コロナ禍が完全に明け、今年も海外からのゲストが多数来場予定。ぜひ会場でこれから世界で活躍するかもしれない監督たちに会いにいってはいかがだろうか。国内コンペティション長編部門からは監督のコメントが到着国内コンペティション長編部門(C)Tomohiro Hirota(C)Jengilpark(C)村田組2023 (C)昨日の今日一方、映画祭のもうひとつの顔である国内コンペティションの長編部門には6作品がノミネートされた。こちらもタイプの異なる個性豊かな作品が選出された。ざっと触れると、『朝の火』は、地元・埼玉出身の広田智大監督の初長編作品。平成から令和へと時代が移りゆく中、ゴミ処理場で働く名無しの男と同僚家族を亡くした女性ら、どこか生きる場所を失った人間たちの彷徨える魂とやがて発狂していく様が描き出される。『明日を夜に捨てて』は、中国の張蘇銘監督による女性の物語。森田芳光監督に憧れて来日し、日本で映画を学び作り始めたという新鋭が、風俗嬢として働くふたりの女性が交わす何気ないおしゃべりから、刹那的に生きるいまどきの若者の姿を映し出す。『明日を夜に捨てて』『雨花蓮歌』は、前作の短編『ムイト・プラゼール』が本映画祭で観客賞を受賞している朴正一監督の初長編。自身のルーツと向き合い、在日コリアンであることを日常の中でたびたび意識する大学生の妹と日本人との結婚を考え始めた姉のそれぞれの幸せ探しが描かれる。『折にふれて』は、現在『虎に翼』の土居志央梨をはじめ才能ある俳優や監督を次々と輩出している京都芸術大学映画学科出身の村田陽奈監督の初長編。同大学の卒業制作として発表した作品で、引きこもりの兄と父の暮らす実家を出る決断をした若い女性の揺れる心が繊細に描かれる。『昨日の今日』(C)昨日の今日『昨日の今日』は、これまで数多くの短編映画を発表してきた新谷寛行監督の初長編。数十年ぶりの流星群が見える日、ある家族が知人や友人を招きバーベキューパーティーを開くことに。和やかなホームパーティーが一転する、意表を突いた展開に驚かされる一作になる。『冬支度』は俳優として活動し、脚本を独学で書いてきた伊藤優気が初監督を務め、よく知る俳優の石川啓介と仲野修太朗とともに作り上げた初長編。長く友情を育んできた男性ふたりがひとりは地元で生きることを決め、ひとりは東京で夢を追うことに。それぞれの道を行くことになった彼らの光と影を描き出す。各監督は以下のようにそれぞれこうメッセージを寄せる。『朝の火』広田智大監督「紆余曲折を経て作り上げた思い入れのある作品です。撮影から完成までに長い年月を要してしまいましたが、これまでの道のりが無駄ではなかったと思えるような映画祭になることを願っています。そして何より地元埼玉で撮影した映画をSKIPシティで上映できること、心待ちにしております」(『朝の火』広田智大監督)『明日を夜に捨てて』張蘇銘監督「もう入選しただけで大感謝です。これ以上のことは望まないですけど、でも、観客賞を受賞できたら、これ以上うれしいことはないです。いまの自分が描けることを等身大で背伸びすることなく描きました。アヤとアスカの他愛もないおしゃべりに付き合ってください。楽しい映画なので肩ひじ張らずに気軽に見てください」(『明日を夜に捨てて』張蘇銘監督)『雨花蓮歌』朴正一監督「在日コリアンをテーマにしていることは確かです。でも、在日コリアンだけに向けて作った作品ではありません。主人公の春美と麗子が直面することは、今を生きる人たちの社会での生きづらさや苦しみにつながっていると思います。いま思い悩んだり、苦しんだりしているすべての人に届いてくれたらと思っています」(『雨花蓮歌』朴正一監督)『折にふれて』村田陽奈監督「大学仲間9人と共に作り上げた作品です。卒業制作展での上映などを通して、映画が観てくださった人のものになって、その場がその人にとってかけがえのない思い出になることを実感したところがありました。憧れの場だったSKIPシティでの上映もみなさんにとってそのような思い出の場になってくれたらと思っています」(『折にふれて』村田陽奈監督)『昨日の今日』新谷寛行監督「もともとは、出演している青山卓矢さんと橋本美和さんと始まった企画でした。おふたり以外にもキャストに恵まれて父親役のナイロン100℃の劇団員、眼鏡太郎さんや、警察官役の金井勇太さんらが出演してくださり、ほんとうにキャスト、そしてスタッフに支えられてできた作品です。ひとりでも多くの方に観ていただければと思っています」(『昨日の今日』新谷寛行監督)『冬支度』伊藤優気監督「時間との勝負で一度は完成を先に延ばそうかと考えました。でも、頑張って応募してよかったです。たぶん未熟なところが多々あると思います。映画祭にゲストとして参加するのも初めてでどうなるかわからないんですけど、建と明の物語が、ひとりでもいいので誰かの心に届いて響いてくれたらうれしいです」(『冬支度』伊藤優気監督)国内コンペティション短編部門(C)東京藝術大学大学院映像研究科 (C)2024 Loudness(C)JUN HOSOI(C)sakichi(C)2024 Yoshitaka Tateishi(C)2023 映画美学校(C)はなとこと / 田之上裕美一方の短編部門は、若松孝二監督の『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』などで知られる俳優の地曵豪が初監督を務めた時代劇『Loudness』や、同じく俳優の田口智也が映画監督の沖田修一をキャストに迎えた初監督作品『だんご』、劇団「コンプソンズ」に所属する役者の細井じゅんが監督を務めた『立てば転ぶ』など8作品が入選している。国内コンペティションの長編・短編の両部門は、『ウルトラミラクルラブストーリー』や『いとみち』などで知られる横浜聡子監督、バイプレイヤーとしてひっぱりだこの俳優、川瀬陽太、インドネシアの映画プロデューサー、メイスク・タウリシアが審査員を務める。どんな新たな才能が見出されるのか楽しみだ。また、スペシャル企画として特集「商業映画監督への道」を実施。こちらは国際コンペティション審査委員長の白石和彌監督、国内コンペティション審査委員長の横浜聡子監督がゲストとして登場。それぞれの監督作品の上映後、ふたりがキャリアの始まりから商業映画監督として歩むまでの経験談を語り尽くす。これから映画監督を目指す若手にとってまたとない貴重な話が聴ける機会になりそうだ。なお、今年も有観客でのスクリーン上映+オンライン配信のハイブリッド形式での開催。会場に足を運ぶもよし、オンラインで楽しむもよし。好きなスタイルで節目の20回を経ての新たな一歩となる開催に参加してほしい。取材・文・写真:水上賢治■開催概要《 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024》()スクリーン上映:7月13 (土)~7月21日(日) SKIPシティほかにて開催オンライン配信:7月20 (土)~7月24日(水) シネマディスカバリーズにて配信
2024年07月12日デジタルシネマにフォーカスし、映像表現の可能性とエンタテインメント性を備えた作品を世界中から厳選し上映する国際コンペティション映画祭『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024(第21回)』のラインナップ発表会見が6月7日、都内で行われた。今年は過去最多となる102の国・地域から1201本(長編:1015本、短編:186本)の応募があり、厳正なる審査の結果、国際コンペティションには、北欧、中東、南米など揺れ動く世界各地から届いた日本初上映作10本がノミネートされた。国際コンペティションの審査委員長を務めるのは、『孤狼の血』『死刑にいたる病』といった話題作を手がけ、現在『碁盤斬り』が公開中の白石和彌監督。2009年に、長編監督デビュー作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』でSKIPシティアワードを受賞しており、「映画を作る人生のスタートが切れた。15年経った今も、こうして映画を撮り続けていることは、本当にありがたい」としみじみ語り、「たくさんのクリエーターが生まれている、国内でも貴重な映画祭」と若手映像クリエーターの登竜門としての意義を強調した。会期中は、観客とともに作品を鑑賞し、審査する予定で「それもまた映画祭の醍醐味。僕自身も映画祭を楽しみたいし、四半世紀を経て、これからも続いていただけるよう、精いっぱい盛り上げたい」と意気込みを語った。白石和彌(国際コンペティション審査委員長/映画監督)また、独自の作家性が国内外で評価される横浜聡子監督が、国内コンペティションの審査委員長を務めることが決定した。国内コンペティションには長編6作品、短編8作品がノミネート。ホラー、時代劇、ロードムービー、アニメーション、ヒューマンドラマなど、趣やジャンルの異なる意欲作が揃い、日本映画の未来を切り開く新たな才能の息吹に、いち早く触れる機会となっている。横浜監督は「大きな映画祭で、若い作家が、自分の映画を他者に見てもらうことは、とてもうれしいこと。同時に批判や厳しい意見と向き合わなければいけない」と語り、「私も自主製作した作品を、人に見つけていただき、今ここにいられる。今回は、若い皆さんにさらなる高みに向かっていただけるよう、応援の言葉を探したい」とこちらも強い意気込み。「自由で刺激的な作品に出合えることを楽しみにしています」と期待を寄せた。横浜聡子(国内コンペティション審査委員長/映画監督)オープニング作品は、2020年にデビュー作『写真の女』がSKIPシティアワードに輝いた串田壮史監督の最新作『初級演技レッスン』。また、白石監督、横浜監督を招き、それぞれの監督作品『止められるか、俺たちを』『ウルトラミラクルラブストーリー』を上映し、若手映画監督に向けて商業映画監督としての経験を語る特集「商業映画監督への道」を開催する。串田壮史(映画監督)『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』など、アンケートで選ばれた4作品を大型スクリーンで上映する「みんなが見たい上映作品」、イルミネーション製作の人気アニメ『ペット2』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を上映する2夜連続「野外上映を楽しもう」など、より幅広い層が楽しめるプログラムも実施される予定になっている。会見には白石監督、横浜監督をはじめ、大野元裕(SKIPシティ国際映画祭実行委員会会長/埼玉県知事)、奥ノ木信夫(実行委員会副会長/川口市市長)、八木信忠(映画祭総合プロデューサー)、串田壮史(オープニング作品『初級演技レッスン』監督)、土川勉(映画祭ディレクター)が同席した。取材・文・撮影:内田涼<イベント情報>『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024(第21回)』スクリーン上映:2024年7月13日(土)~21日(日)オンライン配信:2024年7月20日(土)~24日(水)会場:SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ホール ほか■内容国際コンペティション、国内コンペティション(長編部門、短編部門)ほか公式サイト:
2024年06月07日映画『ゴジラ』のシネマ・コンサートが、2024年8月11日(日)に東京芸術劇場 コンサートホールにて開催される。映画『ゴジラ』のシネマ・コンサートシネマ・コンサートは、大スクリーンでの映画全編上映にあわせて、オーケストラが音楽パートを生演奏する新感覚エンターテインメント。これまで、『ゴッドファーザー』や『トイ・ストーリー』、『ラ・ラ・ランド』といった名作映画が上演されてきた。今回は、ゴジラが誕生して70周年、またゴジラの劇中音楽を生み出した伊福部昭の生誕110周年を記念して『ゴジラ』をフィーチャー。2023年には『ゴジラ-1.0』が公開され、米国アカデミー賞 視覚効果賞を受賞した。また、2024年にはハリウッド映画として『ゴジラxコング 新たなる帝国』が上映され、世界的にも再注目されている。公演は、2部構成となっており、第1部では、1954年公開映画『ゴジラ』のシネマ・コンサートを実施し、第2部では伊福部昭の原点と言える「日本狂詩曲」と、キングギドラ・ゴジラ・モスラ・宇宙大戦争マーチを編纂した「SF怪獣ファンタジー」を演奏予定だ。【詳細】特別メモリアルコンサート〜『ゴジラ』シネマ・コンサートと伊福部昭の世界〜開催日時:2024年8月11日(日)15:00開演(14:00開場)会場:東京芸術劇場 コンサートホール住所:東京都豊島区西池袋1-8-1チケット発売日:2024年6月3日(月)10:00チケット取扱:パシフィックフィルハーモニア東京チケットデスク、パシフィック・ネットチケット、東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ(Pコード:272-329)、イープラス料金:[S席] 大人 9,800円、こども 6,800円[A席] 大人 7,800円、こども 4,800円※5歳未満のこどもの入場は控えること。※こどもは5歳~18歳までが対象。※公演当日は年齢が分かる身分証を持参すること。入場時に年齢の分かる証明書の提示を求める場合あり。※やむを得ず出演者・曲目が変更になる場合あり。<公演内容>曲目:第1部 『ゴジラ』シネマ・コンサート/第2部 日本狂詩曲 、SF怪獣ファンタジー指揮・企画:和田薫管弦楽:パシフィックフィルハーモニア東京【問い合わせ先】パシフィックフィルハーモニア東京チケットデスクTEL:03-6206-7356(平日10:00~18:00)東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570-010-296(ナビダイヤル/休館日を除く10:00~19:00)
2024年05月31日福岡の映画館・イオンシネマ福岡の映画上映イベント「“音”で楽しむ!イオンシネマ福岡映画祭≪ライブ音響上映≫」が、2024年6月6日(木)から10日(月)までの期間で開催される。音で楽しむ「ライブ音響上映」福岡で初開催全国各地の映画館で行われている「ライブ音響上映」は、一般的な劇場よりも上質な“音”で映画を楽しむ映画祭。劇場内にはライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器が特設されており、厳選された作品の音の臨場感を感じながら、大迫力のライブ感覚で映画鑑賞を楽しめる。『BLUE GIANT』など全13本を大迫力のサウンドでミッドランドスクエア シネマでは初の開催となる今回の注目作品は、⽯塚真⼀による人気ジャズ漫画をアニメーション化した『BLUE GIANT』。ジャズに魅せられた主人公・宮本⼤が世界⼀のジャズプレーヤーを志す、⼼を沸き⽴たせる物語。そして、世界的ジャズピアニストの上原ひろみが手掛けた音楽を「ライブ音響上映」ならではの大迫力のサウンドで楽しめる。『グレイテスト・ショーマン』や『ボヘミアン・ラプソディ』など定番作品もまた、各地の「ライブ音響上映」で定番となっている人気作品もラインナップ。伝説のエンターテイナー・P.T.バーナムの人生を描いた名作ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』、伝説的ロックバンド・クイーンとそのフロントマンであるフレディ・マーキュリーの人生を綴った伝記ドラマ『ボヘミアン・ラプソディ』、異例のヒットを記録したインド映画『RRR』など、全13本が上映される。開催概要「“音”で楽しむ!イオンシネマ福岡映画祭≪ライブ音響上映≫」開催期間:2024年6月6日(木)〜6月10日(月)会場:イオンシネマ福岡チケット発売:[WEB販売]5月16日(木)0:00~※ワタシアタープラス先行販売なし。[劇場窓口販売]5月16日(木) 劇場オープン~※但し各回、残席がある場合に限る。<上映作品>①トップガン マーヴェリック/①グレイテスト・ショーマン/①BLUE GIANT/①劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ/①ボヘミアン・ラプソディ/①ボブ・マーリー:ONE LOVE/①バーレスク/①RRR/①機動戦士ガンダムSEED FREEDOM/①劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム/①劇場版 ポールプリンセス!!/①劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD/②SUGA | Agust D TOUR ‘D-DAY’ THE MOVIE料金:①作品 2,500円、②作品 3,100円
2024年05月13日シネマサンシャインおよびディノスシネマズが、6月1日(土)より鑑賞料金を改定することを発表した。今回の改定では、一般料金が2,000円に。グランドシネマサンシャイン池袋、ディノスシネマズ苫小牧をはじめ、18の全劇場が対象となっている。2024年6月1日(土)より料金変更一般料金:¥1,900→¥2,000公式サイトでは、「水道光熱費・人件費等諸経費の値上がり、為替変動による仕入れコスト上昇などの運営コストの増加が長期化している現状では現行の価格体系の維持が困難」と、今回の改定に至った経緯を説明している。(シネマカフェ編集部)
2024年05月09日ローソン・ユナイテッドシネマ株式会社が、横浜地区に新たな映画館「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」を4月26日(金)にグランドオープンすることが分かった。名称の“STYLE-S”は、特別(Special)で、とびきり(Superior)な体験を提供すると共に、観客の感性(Sensitivity)を刺激する空間で、洗練された(Sophisticated)音響(Sound)と、選りすぐり(Selected)の鑑賞席(Seat)で、素晴らしい(Sensational)鑑賞環境を提供する、ローソン・ユナイテッドシネマの次世代ブランド。「MARK IS みなとみらい」にオープンする同館では、大きな特徴のひとつとして、没入音響体験システム「FLEXOUND Augmented Audio TM」(フレックスサウンド)を導入。これは、フィンランドの拡張音響システム開発会社FLEXOUND TM社の特許技術による音響システムで、音と振動を発生させるスピーカーが内蔵された椅子を使用。椅子の枕や背部から発する音と振動により、身体全体で音を感じることができ、あらゆるジャンルの映画で臨場感のある映像体験ができる。世界各国の映画館で導入実績のあるシステムであり、同館では全12スクリーン全席(1,050席)にこのシステムを導入。これは、世界初の試みだ。またこのシステムは、入場料金がプラスされることはなく、通常の映画鑑賞料金で利用できる(※一部特別料金のプレミアムシートあり)。なお、オープンに伴い、劇場オープニングビジュアル、横浜を舞台にした新作映画『帰ってきた あぶない刑事』とのコラボビジュアルも完成した。「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」は4月26日(金)開業。『帰ってきた あぶない刑事』は5月24日(金)より公開。▼「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」劇場概要所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号開業日:2024年4月26日(金)スクリーン数:12スクリーン座席数:約1,050席(一部特別料金のプレミアシートあり、車椅子スペース含む)商業施設:MARK IS みなとみらい 5階 エンタテインメントフロア(シネマカフェ編集部)■関連作品:帰ってきた あぶない刑事 2024年5月24日より公開©2024「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
2024年03月13日「ユナイテッド・シネマ金沢」では、ユナイテッド・シネマでは9か所目、北陸3県(富山県・石川県・福井県)では初となるIMAXを12月22日(金)に導入することが決定した。今回導入するのは、IMAX社の最新鋭テクノロジー「IMAXレーザー」。革新的な4Kレーザー投影システムを採用し、レーザー光源により、より鮮やかで明るく、深みあるコントラストの超高解像度映像を実現。従来とは一線を画す、劇的な映像体験をもたらす。さらに音響面では、これまでの水準を超えるダイナミックレンジと、高密度サウンドを実現する最新の12chサウンドシステムを採用し、圧倒的な臨場感で客席を包む。針が床に落ちる小さな音から、お腹に響くような火山の噴火音まで、リアルに再現する。なお、IMAXレーザーは「SCREEN 5」に導入される。(シネマカフェ編集部)
2023年11月21日「ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」が、2024年2月に名古屋・東京・大阪・福岡の全4都市で開催される。「ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」全国4都市で開催シネマコンサートとは、大スクリーンでの映画上映に合わせて、音楽パートをオーケストラが生演奏するという新感覚のハイブリッドコンサート。映画のセリフや効果音はそのままに、大迫力の生演奏を通して新たな映画の世界が楽しめる。ミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』2017年に日本公開された『ラ・ラ・ランド』は、アカデミー賞6部門、ゴールデングローブ賞7部門、グラミー賞2部門など、数々の賞を総なめにしたミュージカル映画。クラシカルなミュージカル映画の要素は踏襲しつつ、“必ずしも全てがうまくいくわけではない”という普遍的なメッセージを、女優志望のミア(エマ・ストーン)とジャズミュージシャンのセバスチャン(ライアン・ゴスリング)の甘く切ない恋を通して描いた名作だ。作曲者のジャスティン・ハーウィッツが来日し指揮を担当同作で音楽を担当したのは、ハーバード大学在学中のデイミアン・チャゼル監督と同級生でもあったジャスティン・ハーウィッツ。チャゼル監督の出世作となった『セッション』や本作『ラ・ラ・ランド』のほか、続く『ファースト・マン』『バビロン』など全作品で作曲を手がけており、多くの権威ある賞を獲得している。今回の公演では、作曲者のジャスティン・ハーウィッツが実際に来日。自らがタクトを振り、国内屈指の名門オーケストラである東京フィルハーモニー交響楽団にジャズ・アンサンブルが加わった演奏陣を指揮する。開催概要「ラ・ラ・ランド シネマ・コンサート2024」■名古屋公演日時:2024年2月8日(木)18:00開場/19:00開演会場:名古屋国際会議場 センチュリーホール■東京公演日時:・2月10日(土) 15:30開場/16:30開演・2月11日(日) 12:00開場/13:00開演会場:東京国際フォーラム ホールA■大阪公演日時:2月12日(月・祝) 15:30開場/16:30開演会場:オリックス劇場■福岡公演日時:2月13日(火) 18:00開場/19:00開演会場:福岡サンパレス コンサートホール上映作品:『ラ・ラ・ランド』(2017年日本公開)/英語上映・日本語字幕付き音楽:ジャスティン・ハーウィッツ(作曲)上演時間:2時間32分(休憩20分込)コンサート出演:指揮:ジャスティン・ハーウィッツ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団※映画キャスト・シンガー・ダンサーは出演しない。<チケット>チケット料金(税込/全席指定):S席 11,000円、A席 8,800円※3歳未満は入場不可。チケット先行販売(先着):2023年11月9日(木)13:00〜11月15日(水)18:00チケット一般発売:2023年11月18日(土)10:00〜(R), TM & © 2023 Lions Gate Entertainment Inc. and related companies. All Rights Reserved.
2023年11月12日全12席の映画館とレストランが融合した新しいエンタメを提案する「モンキーシネマレストラン」が、今年4月、大阪・大国町にオープンした。いつでもどこでも映画を観られる時代だからこそ、独自にセレクトしたここでしか出会えない映画をスクリーンで鑑賞してもらいたい、そして、厳選された松阪牛を中心にした無国籍料理やお酒を、映画の余韻に包まれながらゆっくり楽しんでもらいたい、というコンセプトでスタートしたお店だ。店内には海外の映画スターや映画監督の肖像画が飾られ、隠し扉を開けると映画館へとつながる通路が現れる仕掛けになっている。レストランのメニューは、タコスやフライドチキンライスをはじめ、この店の一番人気メニューであるA5松阪牛を使ったモンキーステーキなど、アメリカンダイナーを思わせるメニューが並ぶ。このお店のシェフが、『ニワトリ★スター』などを手掛けた映画監督でもある、かなた狼だ。ここ5年ぐらいの間の映画館を取り巻く状況の変化やミニシアターの苦境を間近に見たことで、映画作りの一環として、新しい映画の在り方を模索する中で、ここでしか観られない作品を上映するとともに、上映機会の少ないインディーズ作品のサポートなどをする、映画館を併設したレストランを思いついたそう。レストランには、映画を観ることは、その映画について語り合う時間も含まれているという、かなたの思いが込められ、「映画を観た後には、安くて美味しいものを食べて飲んで語り合ってほしい」と語った。それも、『ニワトリ☆フェニックス』を撮影した三重県での地元の方との交流が縁で、松阪牛を直接安く仕入れることができたと言うから驚きだ。かなたも元料理人という経歴から、レストランで腕を振るう機会もあり、その際には映画を観たお客さんと映画について話すことを楽しみにしているそう。また、レストランの上階が民泊になっていることから外国人のお客さんも多く、英語字幕版の上映が喜ばれているそうだ。今後は、『ニワトリ☆フェニックス』撮影時の裏側を映した新作ドキュメンタリー『GLIMPSE(グリンプス)』や日本で上映されていない短編作品などの上映も手掛けていきたいとのこと。現在、映画は週末に『神在月のこども』と『ニワトリ☆フェニックス(MCR Ver.)』を上映。平日も、要相談で上映可能とのこと。予約は公式サイトから。「モンキーシネマレストラン」大阪府大阪市浪速区大国3-1-15 Wolf Pack Apartment1階取材・文・撮影:華崎陽子
2023年11月12日京都シネマと自主上映や配給などを行うグッチーズ・フリースクールが、月に一度の映画上映イベントを行う「きょうとシネマクラブ」を発足し、毎月1週間限定で、未公開映画や視聴困難な作品でありながら、こんな時代だからこそ見たい映画を上映。12月8日(金)から開催される第1回イベントでは「女性と映画」を特集する。-きょうとシネマクラブについて-コロナウイルスの感染拡大などによる映画観劇人口の減少や、様々な時代の変化でミニシアターの経営はますます苦しくなり、また、知名度が低い映画や小規模な作品は、その内容にかかわらず、上映される機会がだんだんと減っている現在。そんな厳しい状況だからこそ、映画館の個性を活かした独自のプログラムとミニシアターならではのチャレンジングな企画を始めようと思い立ち、京都シネマとグッチーズ・フリースクールがタッグを組んで「きょうとシネマクラブ」を発足。規模や知名度、新作、旧作にこだわらず、いまこそ見たい映画作品を上映し、これまであまり語られることのなかった、あるいは途切れてしまった映画の可能性を楽しく考えていく、そんなシネマクラブを目指す。『ガールフレンド』そんな「きょうとシネマクラブ」の第1回目の特集は「女性と映画」。女性監督の作品だけでなく、女性と関連が深いサブジャンル映画も公開する。12月8日-12月14日『ラブレス』『ハート・ロッカー』で史上初の女性アカデミー賞監督賞受賞者となったキャスリン・ビグロー監督(モンティ・モンゴメリーと共同監督)の長編映画デビュー作品かつ、『アメリカン・サイコ』『スパイダーマン』でお馴染みのウィレム・デフォーのデビュー作を日本劇場初公開。現代アーティストと映画監督の2つの顔を持つビグロー監督にとって、本作『ラブレス』はアートの世界と映画製作のギャップを埋めるつなぎのようなものだったと後のインタビューで語っている。1959年のアメリカ南部の閉鎖的な田舎町を舞台に、突然現れたヴァンスたちという異分子が、住民たちの平凡な日常に不穏な緊張感を漂わせていく様子が描かれる。ウィレム・デフォーは主人公ヴァンスを演じている。不良バイカー集団のリーダーとして強い男性像を演じながら、内面の動揺を繊細に演じた。凶暴性と繊細さを合わせ持ち、独特の色気を放つ(悪としての)キャラクターはその後のウィレム・デフォーの代表的な特徴の1つとなり、『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984)や『L.A.大捜査線/狼たちの街』(1985)でも圧倒的な存在感を示すこととなった。町の娘テレナ役のマリン・カンターはどこか影のある少女を好演。その後、ロバート・ダウニー・Sr監督のコメディ作品『ストレンジ・ピープル』(1990)への出演を最後に俳優を引退。本作は数少ない出演作の1つとなった。1月5日-1月11日『青春がいっぱい』全寮制カトリック女子校を舞台とした思春期にある女性の心の機微を描いた『青春がいっぱい』。監督のアイダ・ルピノは多くのTVシリーズと映画で監督を務め、女性として史上2人目の監督組合入りを果たした。1930年代にイリノイ州シカゴ近郊のカトリック校で過ごした自身の高校時代を描いた、ジェーン・トラヒーの1962年のベストセラー「Life with Mother Superior」が原作。入学当初は修道女たちがなぜその道を選んだのか理解ができないメアリーだったが、彼女たちの愛や寛大さ、献身の心に触れ次第に感化されていく様子が描かれる。ヘイリー・ミルズは、豊かな感情表現で思春期の微妙な心の変化を瑞々しく演じた。アカデミー賞子役賞を受賞するなど、それまでは子役スターとしてディズニー映画への出演が多かったヘイリー・ミルズにとって、本作はコメディ俳優としての出発点となった。修道院長役のロザリンド・ラッセルは、ゴールデン・グローブ賞を5回、トニー賞を受賞するなど映画と舞台の両方で活躍した俳優。自身もカトリック学校に通った経験をもち、厳しくも愛のある修道院長を好演している。2月『ガールフレンド』ミシェル・ウィリアムズがお気に入り映画のひとつとして挙げ、都会派女性映画として伝説的な作品として名高い『ガールフレンド』。ニューヨーク出身の監督・俳優であり、フリーランスのカメラマンとしても活躍、数多くのドキュメンタリーの製作を手掛けたクローディア・ウェイル監督による本作は、グレタ・ガーウィグやレナ・ダナムなど多くの女性映画製作者らに多大な影響を与え続けている。ヴィッキー・ポロンとの共同脚本は、ウェイル監督自身の体験に基づくもの。自身もカメラマンとして活動していた時期があるなど、主人公スーザンと重なる点も多い。夢を追いかけながらも、周りの同年代女性の成功や結婚が気になってしまう揺らぐ心の内をリアルに描いている。資金不足のために完成までに3年の月日を要するなど製作には困難が伴ったが、公開後は女性の友情や大都会で成功を夢見る若い女性をテーマとした作品の先駆けとして高い評価を得る。1978年、本作はロカルノ国際映画祭で銅豹賞(最優秀女優賞)、トロント国際映画祭でピープルズ・チョイス賞を受賞した。1979年、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞でダヴィッド特別賞を受賞。同年、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞にもノミネートされた。3月『天使の復讐』『プロミシング・ヤング・ウーマン』を彷彿とさせる、レイプリベンジもののカルト作品。監督はニューヨーク・ブロンクス出身の鬼才アベル・フェラーラ。性犯罪の被害者となった主人公が男への復讐を果たしていく。当初は自分を守るために仕方なく殺人を犯す主人公であったが、徐々に殺しへの強い意志をもって街に繰り出すようになる。その姿は男を殺すという使命を背負った戦士を思わせる。内面の変化を表すように、気弱で化粧っ気のなかった主人公が、バッチリと化粧をして刺激的な服装に身を包んだ姿は、まるで別人のような美しさを放つ。また、自らの正義を果たすために殺人をも犯してしまうという人物像は、本作がインスパイアを受けているとされる『狼よさらば』(1974)、『タクシードライバー』(1976)に共通している。エキゾチックな顔立ちで独特な存在感を示すゾー・タマリスは当時17歳で、本作がデビュー作。彼女はフェラーラ監督の実生活のパートナーでもあり、俳優のほかに音楽家・政治活動家としても活動していたが、その後、深刻な薬物中毒となり、37歳という若さでこの世を去った。作品には劇場公開時に厳しい批評が多かったものの、現在ではアンダーグラウンドやインディペンデント映画のファンの間で高く評価されている。「きょうとシネマクラブ」第1回「女性と映画」は12月8日(金)より京都シネマにて上映。料金:1,500円※サービスデー適応外(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日ユナイテッド・シネマ株式会社は、グループ42番目のシネマコンプレックスとして「ユナイテッド・シネマ みなとみらい」(仮称)を「MARK IS みなとみらい」に2024年春、開業する。「MARK IS みなとみらい」は、開業10周年というアニバーサリーイヤーを迎え、大規模リニューアルを実施。その集大成として、5階のエンタテインメントフロアに横浜市で初出店となるユナイテッド・シネマの映画館が誕生する。ファサードイメージ同館では、12スクリーン/約1,100席を有し、最新鋭の機器で迫力ある映像・音響が楽しめることに加え、驚くような臨場感ある演出で新しい映画の楽しみ方を提供する。「ユナイテッド・シネマ みなとみらい」(仮称)はMARK IS みなとみらい5階にて2024年春、開業予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月03日キノシネマ(kino cinéma)は、新たな映画館「キノシネマ 新宿」を、新宿文化ビル内に2023年11月16日(木)にオープンする。東京23区内に初の「キノシネマ」「キノシネマ 新宿」は、キノシネマの東京23区内初の映画館。2019年4月開業の「キノシネマ 横浜みなとみらい」をはじめ、「キノシネマ 立川髙島屋S.C. 館」、「キノシネマ 天神」、「キノシネマ 神戸国際」に次ぐ5番目の映画館となる。2スクリーン、邦画・洋画問わず多彩な作品を上映館内には2スクリーンを備え、総座席数は347席となる。キノフィルムズの配給作品に加え、若者、大人、子供、ファミリーと様々な人が楽しめる多彩な映画作品を、邦画・洋画問わずに上映していく。オープニング作品に『正欲』『PERFECT DAYS』など「キノシネマ 新宿」のオープニングを飾る上映作品は、最愛の妻を奪われた男と生後17か月の息子の感動の実話を描く『ぼくは君たちを憎まないことにした』、朝井リョウの原作小説を稲垣吾郎・新垣結衣出演で実写映画化した『正欲』。加えて、『アバウト・タイム』製作陣による新たな愛と人生のガイドブックムービー『きっと、それは愛じゃない』、ヴィム・ヴェンダースが監督を務め、主演に役所広司を迎えた『PERFECT DAYS』もオープニング作品として上映される。【詳細】キノシネマ 新宿オープン日:2023年11月16日(木)住所:東京都新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル 4階、5階シアター:1(292席 車椅子2席)、2(52席 車椅子1席)アクセス: 東京メトロ丸ノ内線・副都心線「新宿三丁目」駅B2 出口より徒歩1分■オープンニング作品・11月16日(木)公開『ぼくは君たちを憎まないことにした』『正欲』・12月15日(金)公開『きっと、それは愛じゃない』・12月22日(金) 公開『PERFECT DAYS』
2023年09月02日時代に先駆けて現在主流のデジタルシネマにフォーカスし、国内外の映画界の新たな才能を発掘してきた《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023》が、23日にクロージング・セレモニー(表彰式)を迎え、各賞が発表された。世界各国の秀作が顔を揃えることで知られる本映画祭のメイン・プログラム「国際コンペティション」部門の最高賞となる最優秀作品賞を受賞したのは、シリア映画『この苗が育つ頃に』。トルコ出身のレーゲル・アサド・カヤ監督が見事に栄冠に輝いた。『この苗が育つ頃に』レーゲル・アサド・カヤ監督トルコ出身のカヤ監督がシリアに移り、撮影監督や編集、俳優としても携わった本作は、さまざまな制限がかかる中、シリア北部のロジャヴァ地域の映画制作者たちのコラボレーションとして完成させたという。俳優には演技未経験のアマチュアを起用し、バイクでヨーグルト売りに街に出た父と娘が自宅のある村に戻るまでの1日を丹念に描写。シリアの田舎町で暮らす市井の人々の日常をシンプルに見つめる。その一方で、何気ない日々から希望や平和へのメッセージも込められた1作となっている。国の情勢が予断を許さない状況もあって来日が叶わなかったカヤ監督はビデオメッセージを寄せ「最優秀作品賞を受賞したこと、大変嬉しく思います。 映画祭の皆さんにお礼を申し上げます。また、日本の人々、素晴らしい観客の皆さんに感謝いたします」と謝意を述べると、続けて「シリアのクルディスタン地域ロジャヴァのコミュニティで、制作された戦争の物語が日本に届きました。私たちにとって最高の喜びです。カメラと物語を通して、私たちの声を世界に届けようとしています。自由で平等な世界を手に入れようと闘っています。この思いと目的のために、この賞を、戦争が終わった時の素晴らしい日に捧げたいと思います。また、自由と平等のために闘っている人々に捧げます。そして、戦争で命を失った世界中の子どもたちにも捧げたいです。このような賞をいただき、本当にありがとうございます。映画祭で、皆さんと私たちの思いを共有できたことを嬉しく思います。クルディスタン、シリアから、私たちの声を日本に送ることができました。受賞に関わらず、私たちにとって これが最も大切なことです。シリアのクルディスタン地域ロジャヴァより、日本の皆さんに思いと愛を送ります」と語った。本作について国際コンペティションの審査委員長を務めた映画プロデューサーの豊島雅郎氏は、くしくも今回賞を分け合うことになった4作品にまず審査は絞られ、その上でほかの審査員である映画プロデューサーの明石真弓氏、同じく映画プロデューサーのパトリス・ネザン氏ともにイチ押しの作品が実は『この苗が育つ頃に』だったと語り、満場一致での最高賞だったことを明かした。国際コンペティションの審査委員長の豊島雅郎氏続けて豊島氏は「通常の外国映画はセールス会社を介して映画祭にエントリーすることが通常。その中で、本作についてはカヤ監督本人が自らエントリーをしてきたと事務局から聞いている。また、このSKIPシティ映画祭から世界へメッセージを届けたいという監督の強い意志もあったと聞いています。この映画祭が見出した、これから世界に出ていくであろう作品であり、監督の才能であると思っています。まさにSKIPシティ映画祭がみつけた新しい才能として、みなさんとこの作品のこと、監督のことを応援できたらと思います。この作品をこの映画祭から世界に発信できることを誇りに思っています」とメッセージを寄せた。一方、もうひとつの主要賞である監督賞は『僕が見た夢』のパブロ・ソラルス監督が手にした。パブロ・ソラルス監督は2018年に本映画祭に『家(うち)に帰ろう』(※映画祭上映タイトルは『ザ・ラスト・スーツ』)が入選し観客賞を受賞。外国映画の監督として本映画祭に2度目のノミネートとなるのは20回の歴史で初めてのことで、『僕が見た夢』も開催前から注目を集めていた。パブロ・ソラルス監督の『僕が見た夢』(C)Marcelo Iaccarino主人公のフェリペを演じ、当時12歳だったルーカス・フェロとの脚本ワークショップから出発している本作は、ある少年が亡き父の過去をたどる物語。父と子のいろいろな思いが交錯し、その思いが伝わる感動作になっている。審査員の明石氏は本作について「シンプルなストーリーでありながら、演劇と映像を融合した形で描かれているユニークな作品でした。登場人物たちが発するリアルな言葉や感情をパブロ監督は丁寧にとらえている。そして、スクリーンからは真摯にこの作品やキャストと向き合ったパブロ監督の姿勢が滲み出ている。今後、わたし自身が作品を作る者としてすごく励みになりましたし、今後、どういった作品を(自分は)作っていくべきかの指針にもなりました」とパブロ監督の卓越した手腕に賞賛の声を寄せた。来日が叶わなかった監督に代わって壇上にあがったエルナン・オリヴェラ プロダクション・ディレクターは日本語で、「こんにちは、ありがとう」とまず挨拶すると、「監督は過去にこの映画祭に参加していて、この映画祭が自分の心の中の重要な位置をしめているので喜んでいると思います」と語ると、「役者たちとのコラボレーションはパブロ監督にとって大変な作業でした。その成果をとらえてくれて、評価していただいてとてもうれしく思っています」と喜びを語った。『僕が見た夢』エルナン・オリヴェラ プロダクション・ディレクターそれから、もうひとつの主要賞である審査員特別賞は、ハンガリー映画『シックス・ウィークス』が受賞した。2014年に法案が改正され、養子縁組が成立していても、出産をした日から6週間の間に実母が気持ちを変えた場合、子どもを取り戻すことが可能になった同国の法を背景にした本作は、養子縁組、女性のキャリア、望まぬ妊娠などに鋭く言及。卓球選手として将来が期待される高校生ゾフィを主人公にした物語は、気づいたときには中絶できない時期に妊娠が判明した彼女の不安、焦燥、孤独、そして決断をリアルに描き出す。『シックス・ウィークス』(ノエミ・ヴェロニカ・サコニー監督)(C)Sparks Ltd.本作について審査員のパトリス・ネザン氏は、「この作品は、リアルに根差した世界を描いている。監督はいま生きている世界をしっかりと把握していると思いました。我々は、主人公のゾフィを至近距離で感じ、彼女に思いを寄せることになる。ヒューマニズムの時間をシェアしてくれた監督に感謝したい」と評した。自身が現在妊娠中ということもあって来日が叶わなかったノエミ・ヴェロニカ・サコニー監督は、「私たちはとても感動し、名誉ある賞の受賞を本当に嬉しく思っております。 ありがとうございました。本作の制作は、私たちキャスト・スタッフ全員にとって、とても困難なものでした。プロデューサーを始め、すべてのスタッフにとって、この受賞は本当に嬉しいことです。なぜなら、すべてのスタッフがこの初長編作品に、たくさんの愛と労力を注いだからです。作品を観てくださった観客の皆さんの心に届いたということを聞きました。 とてもとても嬉しいです」と喜びいっぱいのコメントを寄せた。一方、国内作品を対象にした国内コンペティション部門では、長編部門の優秀作品賞を松本佳樹監督の『地球星人(エイリアン)は空想する』が、短編部門の優秀作品賞を池本陽海監督の『猟果』が受賞した。松本佳樹監督の『地球星人(エイリアン)は空想する』(C)世田谷センスマンズ池本陽海監督の『猟果』(C)池本陽海なお、審査委員長を務めた中野量太監督が松本佳樹監督の『地球星人(エイリアン)は空想する』について「僕には撮れない作品」と評し、総評でも「自分が嫉妬するような才能に多く出会った、僕自身が映画祭を通じて、最も刺激を受ける機会になった」と語ったように国内コンペティションも国際コンペティション同様にハイレベルの争うだったことがうかがえた。「国内コンペティション」審査委員長を務めた中野量太監督最後に本映画祭を少し振り返ると、今年は第20回という節目の開催。その20年という月日によって本映画祭が築き上げてきたことを実感する開催だったといっていいかもしれない。まず、コロナ禍が明けつつあり、ここ数年叶わないできた海外からのゲストが今回は多数来場。連日猛暑が続く中、会場では活発なQ&Aが行われ、本映画祭が従来から大切にしてきた国内と海外の映画人、そして地元ファンがつながる場がようやく復活した印象を受けた。また、当初から目玉企画として注目を集めていた“SKIPシティ同窓会”では、本映画祭をきっかけに大きな飛躍を果たした日本の気鋭監督たちが続々登場。それぞれの監督たちが語る入選時の話は、いまや若手クリエイターの登竜門と呼ばれる映画祭へと成長した本映画祭の歩みと歴史を振り返る機会になった。20回の着実な歩みを重ねてきた本映画祭だが、次の20年に向けてどのような歩みを進めていくのか?まずは新たな一歩になる来年の開催に期待したい。なお、スクリーンでの上映は本日23日の国際コンペティションのグランプリ上映をもって終了となるが、昨日22日からオンライン配信上映がスタート。オンライン配信での作品上映は26日(水)まで続くので、受賞作をはじめ見逃した作品があったら、こちらでチェックしてほしい。【受賞結果】<国際コンペティション>最優秀作品賞:『この苗が育つ頃に』監督:レーゲル・アサド・カヤ監督賞:『僕が見た夢』監督:パブロ・ソラルス審査員特別賞:『シックス・ウィークス』監督:ノエミ・ヴェロニカ・サコニー観客賞:『助産師たち』監督:レア・フェネール<国内コンペティション>SKIPシティアワード:『地球星人(エイリアン)は空想する』監督:松本佳樹優秀作品賞長編部門:『地球星人(エイリアン)は空想する』監督:松本佳樹優秀作品賞短編部門:『猟果』 監督:池本陽海スペシャル・メンション: 『ミミック』監督:高濱章裕観客賞長編部門:『ヒエロファニー』監督:マキタカズオミ観客賞短編部門:『勝手に死ぬな』監督:天野大地取材・写真・文:水上賢治《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023》7月26日(水) 23:00までオンライン配信※ 特設サイト() (Powered by シネマディスカバリーズ)にて(会員登録が必要)
2023年07月23日長期休館に入ったBunkamuraル・シネマに代わり、6月16日(金)に新たな映画館「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」が、旧渋谷 TOEI跡地にオープン。この度、施設内の設備や詳細が明らかになった。スクリーンは2つ。各階シアターは7Fが268席、9Fが187席のゆとりあるキャパシティを有し、7Fスクリーンは近年需要がますます高まる35mmフィルムでの上映、ならびに4K上映にも対応。シアター内の内装・意匠にはあえて手を加えず、レトロな魅力にあふれた非日常を味わえる空間に仕上げた。7Fスクリーンロビーの内装は、国内外で様々な建築プロジェクトを手掛けるほか、近年では「川内倫子:M/E球体の上 無限の連なり」展や「モネー光の中に」展の会場構成、岡田利規作・演出の「未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―」の舞台デザインも手掛けた建築家、中山英之氏が率いる中山英之建築設計事務所が担当。床から壁面、テーブルやランプシェードまでを覆う「影色」のカーペットが、オーディエンスを迎える。7Fロビー中山英之 コメント映画館のロビーという、これから始まる未知の経験を待つ場所。同時に、あるひとつの映画館の、四半世紀に渡る記憶を一時繋ぐ場所。その場所のために、レッドカーペットではなく“シャドウ”カーペットを用意しました。映画という光の芸術を最も際立たせる“影色”のカーペットの主役が、映画を愛し、ル・シネマを愛する全ての皆さんでありますように!「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」が併設名物タルトタタンも提供各階ロビーには、Bunkamuraの休館に伴い一旦営業を終了したカフェ「ドゥ マゴ パリ」が、小さなスタンドカフェとしてオープン。「ドゥ マゴ パリ プチカフェ」プチサイズにリニューアルされた名物の「タルトタタン」、「ドゥ マゴ パリ」オリジナルブレンドのホットコーヒーをはじめ、特別な映画体験に寄り添うメニューを提供する。「タルトタタン」NADiffによる特別なキュレーションがなされたブックストアもロビーで目を引く「LIBRAIRIE」コーナーには、アートショップ「NADiff」による特別なキュレーションがなされたブックストアも併設。販売される書籍のラインアップは定期的に入れ替わり、「行くだけでなにかある」空間を展開する。7Fブックストアコーナーオープニングはマギー・チャンのレトロスペクティブとミュージカル映画特集Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下のこけら落としを飾るのは、“生きる伝説”マギー・チャン日本初の本格的回顧上映「マギー・チャン レトロスペクティブ」と、17年ぶりにル・シネマのスクリーンによみがえる映画版『RENT/レント』(05)の貴重な上映を含むミュージカル映画特集「ミュージカルが好きだから」。その後も『大いなる自由』、『サントメール ある被告』、『ソウルに帰る』、『エリザベート 1878』、『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』、『旅するローマ教皇』といった世界中の映画祭を賑わせた新作映画に、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選と、要注目の強力ラインアップが集結している。館名ロゴ&オープニングビジュアルはグラフィックデザイナーの畑ユリエが担当スタッフのユニフォームの胸元にもあしらわれた「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」館名ロゴと、オープニング・キービジュアルのデザインは、グラフィックデザイナーの畑ユリエ氏が担当。「映画のスクリーンから、無数の未来が広がっていくようなイメージ」のキービジュアルと、「若草が生えているような瑞々しく新鮮な雰囲気」をまとう館名ロゴが、新たな映画館のオープンを彩る。Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下は6月16日(金)よりオープン。(シネマカフェ編集部)
2023年06月14日全国にイオンシネマ94劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社は、7月に4劇場へIMAXレーザーを導入する。これにより、イオンシネマが保有するIMAXシアター数は、全国で10劇場となり、一つの興行会社が保有する数では国内最多となる。IMAXレーザーは、革新的な4Kレーザー投影システムにより、鮮やかで明るく、コントラストが深い超高解像度の映像を、IMAXならではの大スクリーンで体験することができる。また、最新の12chサウンドシステムで、これまでの水準を超えるダイナミックレンジと精密度を実現。臨場感あふれるサウンドでシアター全体を満たし、圧倒的な没入感で、観客を映画の中へと導く。イオンシネマシアタス調布IMAXシアター今回、7月7日(金)にイオンシネマ幕張新都心とイオンシネマ岡山、7月14日(金)にイオンシネマ越谷レイクタウンとイオンシネマ新潟南に導入されることになる。そしてIMAXでは、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』や『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』、『キングダム 運命の炎』といった、人気シリーズの最新作が上映される予定となっている。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は6月30日(金)より公開。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』は7月21日(金)より公開。『キングダム 運命の炎』は7月28日(金)より公開。『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は8月4日(金)より公開。(cinemacafe.net)
2023年06月08日『TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ』プロジェクト第5弾として、被害者家族と加害者の“赦し(ゆるし)”をテーマにした問題作『赦し』を上映、女優の松浦りょうとアンシュル・チョウハン監督がゲスト登壇することが発表された。TOHOシネマズが、いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画、洋画問わずピックアップして特別上映を行う『TOHOシネマズピックアップ・シネマ』プロジェクト。2021年12月に実施された第1回は、阪元裕吾監督の『ベイビーわるきゅーれ』『ある用務員』を上映し、当日は満席になるなど好評を博した。続く2022年2月に実施された第2弾では、いしづかあつこ監督の『グッバイ、ドン・グリーズ!』『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』を上映、同年3月に実施された第3弾では坂田敦哉監督の『宮田バスターズ(株)大長編』を、第4弾では女優・萩原みのりの2作品『お嬢ちゃん』『成れの果て』を上映するなど、映画ファンの注目を集める企画となっている。そしてこの度、約1年ぶりの同プロジェクトの第5弾としてセレクトされた作品が、娘を殺された元夫婦と犯行時に未成年だった加害者の女性という、癒やしようのない苦しみに囚われた 3 人の葛藤を見据え、魂の救済、赦し(ゆるし)という深遠なテーマに真っ向から挑んだ問題作『赦し』。本作のメガホンを執ったアンシュル・チョウハンは、インド出身で日本在住の気鋭監督。寓話的なファンタジーだった前作『コントラ』の作風を一変させ、重厚でリアリスティックな語り口を披露した本作は、本格的な裁判劇でもある。法廷における裁判官、弁護士、検察官、証人のやりとりを臨場感たっぷりに描出し、スリリングな展開と、登場人物たちが抱く不安、迷い、痛みを見事に表現している。また、出演者たちの迫真の演技にも注目だ。娘をクラスメイトに殺害され、怒りと憎悪の呪縛に囚われた主人公、樋口克を演じるのは、フィリピンの巨匠ブリランテ・メンドーサ監督と組んだ主演作『義足のボクサー GENSAN PUNCH』が記憶に新しい尚玄。元妻の澄子に扮するのは、第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞した『台風家族』『ひとよ』などで多彩なキャラクターを演じてきたMEGUMI。深い喪失感を共有する者同士でありながら、対照的なベクトルで裁判の成り行きを見つめる元夫婦の複雑な思いを表現した。そして、本作で特に注目を集めているのが、加害者側である福田夏奈役に抜擢された松浦りょうだ。映画デビュー作『渇き。』などで独特の存在感を示してきた新進女優が、本作の成否を左右すると言っても過言ではない難役に挑戦。殺人というあまりにも重い十字架を背負った夏奈の不安定な心模様を、繊細な揺らぎを湛えた瞳とたたずまいで伝えるその迫真の演技は必見だ。なお、今回の「TOHOシネマズピックアップ・シネマVol.5」は5月18日(木)に実施され、当日は松浦と監督が登壇する舞台挨拶も予定されている。注目を集めるふたりをゲストに迎え、どんな場が生まれるのかに期待したい。●実施概要上映日時:5月18日(木) 19時〜上映作品: 『赦し』(上映時間98分)ゲスト:松浦りょう、アンシュル・チョウハン監督上映劇場:TOHOシネマズ日比谷料金: 1,900円均一Vitにて5月14日(日)0:00~5月13日(土)24:00チケット販売
2023年05月01日「クィア・シネマ・スタディーズ」などの編著や共著、雑誌などで、クィア・シネマの可能性を日本に紹介してきた気鋭の映画研究者・菅野優香による単著デビュー作「クィア・シネマ世界と時間に別の仕方で存在するために」が発売された。本著では、ジェンダーやセクシュアリティ、人種に対する規範や制度を問い直し、家族主義や都会主義に抗い、直線的な時間に逆らって歴史を書き直す。アルフレッド・ヒッチコック、オードリー・ヘプバーン、ジュディ・ガーランド、グザヴィエ・ドラン、セリーヌ・シアマ、田中絹代、三池崇史、美輪明宏、原節子、高倉健まで、作家、スター、作品のみならず観客やコミュニティを縦横に論じる映画論。ジェンダーやセクシュアリティ、人種、コミュニティの規範や理想を強化しつつ、教育的な役割も担ってきたシネマ(映画)。そこで生まれた「常識」や「当然」を疑うことによって、慣れ親しんできたアイデンティティやカテゴリーを問い直し、「異なる」欲望や「非規範」的な関係の可能性へと導くものこそがクィア・シネマ。4部構成による本書は、常識や当然に抗うクィア・シネマの「雑種」で「不純」なあり方を体現する。第1部「映画文化とクィア・スタディーズ」では、クィア・シネマの歴史や横断性、クィアの理論と歴史を俯瞰する。ジュディ・ガーランドといった黄金期ハリウッドのスターから、グザヴィエ・ドランやセリーヌ・シアマといった近年の注目監督まで、アメリカおよびフランスのスターや映画作家、映画作品のわたしたちが知っているあり方とは「別」のあり方を提示する第2部「クィア・シネマの再発見」。第3部「クィア・シネマとスターたち」は美輪明宏や原節子、高倉健といった映画スターたちと、そのファンやファンたちのコミュニティを取り上げ、雑種性が強く表れた日本映画を扱う。そして、1970年代のフェミニスト映画運動や日本で開催されるクィア・LGBT映画祭を深く掘り下げ、映画とコミュニティの関係を地域性を絡めつつ論じる第4部「クィア・シネマと上映空間」が最後を飾る。作家論やスター論、作品論のみならず、観客論やコミュニティ論も入り混じり、クィア・シネマの射影の広さが感じられる構成になっている。第1部のうちの2章と、黒人レズビアンをテーマにした初めての長編劇映画とされる『ウォーターメロン・ウーマン』を論じた章の計3本の書き下ろし論考を収録。また英語で発表した美輪明宏論と原節子論の邦訳も収められている。「クィア・シネマ世界と時間に別の仕方で存在するために」は発売中。本体:2,800円+税刊:フィルムアート社(text:cinemacafe.net)
2023年04月29日イオンシネマは、新たにオープンする3つの劇場に「IMAXレーザー」を導入することを発表した。今夏までにIMAXシアター7劇場をオープン予定のイオンシネマ。そのうち、イオンシネマ シアタス調布(東京都調布市)、イオンシネマ各務原(岐阜県各務原市)、イオンシネマ福岡(福岡県糟屋郡粕屋町)の3劇場で、5月1日(月)に「IMAXレーザー」を導入。この「IMAXレーザー」は、革新的な4Kレーザー投影システムにより、鮮やかで明るく、コントラストが深い超高解像度の映像を、IMAXならではの大スクリーンで体験することができる。さらに、最新の12chサウンドシステムでこれまでの水準を超えるダイナミックレンジと精密度を実現。臨場感あふれるサウンドでシアター全体を満たし、圧倒的な没入感で、観客を映画の中へと導く。「IMAXレーザー」の料金は、IMAX2Dが+600円、IMAX3Dは+1,100円(IMAXレーザー専用3Dメガネ持参で+900円)となっている。なお、IMAX上映予定作品には、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』がある。(cinemacafe.net)
2023年03月30日ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル新宿などテアトルシネマグループの映画館にて、新たに限定のオリジナルクラフトビール「銀幕麦酒」、映画のフィルム缶と同じデザインパッケージのバウムクーヘン入りフィルム缶「Film can」を3月31日(金)より販売する。「銀幕麦酒(IPA)」は、透明感のあるうまみとガツンと響く苦味を柔らかなホップの香りが包み込むクラフトビール。レトロな雰囲気のラベルのデザインには、1940年代の渋谷百軒店と、オープンした当時のテアトルグループの映画館の写真を使用。銀幕の世界により深く酔いしれることができそうだ。また、「Film can」は、予告編用のフィルム缶の中に、フィルムをイメージした西洋銀座監修のバウムクーヘン入り。ラベルに記載のある「全77巻」は、東京テアトル創立77周年、「2号・5号・6号」は、テアトル渋谷・テアトルハイツ・テアトルSSが創立から何年目に開場したかを表現。かつて実際のフィルム缶にも「全○巻」「○号」と管理番号がプリントされていたことから再現され、手土産としても購入できる。なお、「Film can」には実際に使われていた本物の予告編フィルムが2~4コマにカットされて封入。何の作品のフィルムかは、開けてのお楽しみとなっている(フィルムは24コマで1秒)。そのプロモーションムービーには、モデルだけでなくミュージックビデオのヒロインやCMなど、映像作品にも活躍の場を広げている横田美憧が出演。監督はファッション写真・広告写真・CDジャケット、ムービー、ドローン撮影などを手掛ける横浪修が担当。「全体の流れを考えて絵コンテを作りましたが、ロケハンの時に感じたフィーリングや現場での瞬発力を大事に制作しました。また映画館の中でのドローンを飛行させたりと、貴重な機会を頂き良い経験をさせてもらいとても感謝しております」と横浪さんは語っている。「銀幕麦酒(IPA)」「Film can」は3月31日(金)より以下のテアトルシネマグループにて販売開始。■販売価格: 銀幕麦酒(IPA):950円(税込) Film can:1,700円(税込)■販売劇場: ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋、キネカ大森、新所沢レッツシネパーク、シネ・リーブル梅田、シネ・リーブル神戸、アップリンク京都(text:cinemacafe.net)
2023年03月23日ディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー』のシネマ・コンサートが、2023年5月28日(日)に東京国際フォーラム ホールAにて開催される。映画『トイ・ストーリー』のシネマ・コンサートシネマ・コンサートとは、大スクリーンでの映画全編上映に合わせて、オーケストラが音楽パートを生演奏する新感覚エンターテインメント。これまで『ゴッドファーザー』や『ルパン三世 カリオストロの城』など、珠玉の名作が上演されてきた。今回は、映画『トイ・ストーリー』を、栗田博文指揮のもと東京フィルハーモニー交響楽団が生演奏。好青年のカウボーイ“ウッディ”と、勇敢なスペースレンジャー“バズ・ライトイヤー”をはじめとするおもちゃたちが織りなす冒険を描いた本作は、アカデミー賞やグラミー賞を受賞した作曲家ランディ・ニューマンの音楽が魅力のひとつだ。演奏されるのは、「君はともだち(You’ve Got a Friend in Me)」や「すべてがストレンジ(Strange Things)」、「幻の旅(I Will Go Sailing No More.)」など。映画と共に思わず口ずさみたくなってしまう楽曲の生演奏を楽しむことができる。詳細トイ・ストーリー シネマ・コンサート(TOY STORY IN CONCERT)日時:2023年5月28日(日) [開場]15:00 [開演]16:00会場:東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区丸の内3-5-1)チケット:・S席 大人9,800円、小・中人 4,800円・A席 7,800円※全席指定※3才未満の子どもの入場不可。※小人・中人料金は、4歳以上~17歳以下(公演日の時点で、満4歳以上~17歳以下が対象)。入場時に年齢の分かる証明書の提示を求める場合あり。チケット先行販売(抽選):2月21日(火)12:00~3月5日(日)23:59チケット一般販売:3月11日(土)10:00~<公演内容>映画『トイ・ストーリー』(1996年日本公開作品)英語上映・日本語字幕付き音楽:ランディ・ニューマン(作曲)監督:ジョン・ラセター / 製作総指揮:エドウィン・キャットマル、スティーヴ・ジョブス / 製作:ラルフ・グッゲンハイム、ボニー・アーノルド声の出演:ティム・アレン、トム・ハンク、ジョン・モリス上演時間:1時間43分(休憩20分込み)<出演>指揮:栗田博文演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
2023年02月22日映画館「Bunkamura ル・シネマ」が2023年6月16日(金)、東京・渋谷の「渋谷 TOEI」跡地に移転オープンする。映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として新生オーチャードホールを除き4月10日(月)より2027年度中(時期未定)まで休館する「Bunkamura」。館内の「Bunkamura ル・シネマ」は渋谷駅前に場所を移し、新たな映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」として上映活動を継続する。Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下の各階シアターは、7Fが268席、9Fが187席と、ゆとりあるキャパシティを整備。7Fスクリーンは、35mmフィルムでの上映や、4K上映にも対応している。「影色」を基調とした落ち着きのあるロビー内装は、建築家、中山英之率いる中山英之建築設計事務所が担当。また、ロビースタッフが着用する制服には、ズッカ(ZUCCa)創業者の小野塚秋良が手掛けるユニフォームブランド・ハクイ(HAKUÏ)を起用している。こけら落としを飾る特集上映同館のこけら落としを飾るのは、ウォン・カーウァイ監督映画『花様年華』などで知られる女優マギー・チャンの本格的回顧上映「マギー・チャン レトロスペクティブ」と、ミュージカル映画特集「ミュージカルが好きだから」の2企画だ。「マギー・チャン レトロスペクティブ」マギー・チャンの日本初の本格的回顧上映となる「マギー・チャン レトロスペクティブ」では、ウォン・カーウァイ監督による『欲望の翼 デジタルリマスター版』をはじめ、『花様年華 4K』や、マギー・チャンが第57回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した『クリーン』など多彩な作品を上映。中でも、映画『ロアン・リンユイ/阮玲玉 4K』では、1930年代の上海映画界のトップスターとして実在した伝説の女優ロアン・リンユイをマギー・チャンが演じ、ベルリン国際映画祭女優賞を受賞。全編にわたり、華やかなチャイナドレスに身を包んだマギー・チャンの姿を目にすることができる。「ミュージカルが好きだから」「ミュージカルが好きだから」では、心躍るミュージカル映画を上映。2006年の日本公開当時、Bunkamura ル・シネマでも連日満員のヒットを記録した『RENT/レント』をはじめ、ビヨンセやジェイミー・フォックス、エディ・マ ーフィ 、ジェニファー・ハドソンら豪華キャストが揃う『ドリームガールズ』、ライザ・ミネリの魅力が際立つミュージカル映画の金字塔『キャバレー』が登場する。さらに、本場の舞台をスクリーンで上映する人気シリーズ・ 松竹ブロードウェイシネマから『キンキーブーツ』も上映。傑作ミュージカル映画の数々を堪能できる機会となる。「Bunkamura」初配給作品を含む新作3本もまた、7・8月には、同性愛が禁じられていた第二次大戦後のドイツで「愛する自由」を求めて闘い続けた男を描く『大いなる自由』、2013年に起きた実話を基にした衝撃の法廷劇『サントメール ある被告』、ソウルの街を舞台に、異国の地で自分の原点を探し求める1人の女性の人生を描いた『ソウルに帰る』の3本の新作が上映。加えて、『エリザベート 1878』、『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』、『旅するローマ教皇』といった新作映画やライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選も上映される予定だ。「ドゥ マゴ パリ」のスタンドカフェ&「ナディッフ」によるブックストアもなお、「Bunkamura」で長年親しまれ、休館に伴い一旦営業を終了したカフェ「ドゥ マゴ パリ」が、小さなスタンドカフェとして「Bunkamura ル・シ ネマ 渋谷宮下」内にオープン。プチサイズにリニューアルされた名物の「タルトタタン」、「ドゥ マゴ パリ」オリジナルブレンドのホットコーヒーをはじめ、映画鑑賞のおともにぴったりのメニューを揃える。さらに、ロビーで目を引く「LIBRAIRIE」コーナーには、アートショップ「ナディッフ(NADiff)」の特別なキュレーションによるブックストアも併設。販売される書籍のラインナップは定期的に入れ替わり、足を運ぶごとに様々な本との出会いを楽しめるようになっている。施設情報「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」オープン日:2023年6月16日(金)住所:東京都渋谷区渋谷 1-24-12 渋谷東映プラザ 7&9F(2スクリーン/1F:チケットカウンター)スクリーン数:2(7F:268席+車いすスペース/9F:187席+車いすスペース)上映可能フォーマット:7F DCP(2K/4K) 、35mm、ブルーレイ/9F DCP(2K)、ブルーレイスクリーンサイズ:7F W9.94m×H4.7m(シネマスコープ)/9F W8.7m×H4.6m(シネマスコープ)■こけら落とし特集上映・マギー・チャン レトロスペクティブ上映期間:6月16日(金)〜7月13日(木)料金:一般 1,900円、学生 1,500円(平日は学生 1,200円)、シニア 1,200円※サービスデー:毎月1日、毎週火曜日、毎週木曜日(オンライン購入)は1,200円均一上映作品:『欲望の翼 デジタルリマスター版』(1990)、『ロアン・リンユイ/阮玲玉 4K』(1991)、『ラヴソング』(1996)、『イルマ・ヴェップ』(1996)、『花様年華 4K』(2000)、『クリーン』(2004)、『楽園の瑕 終極版』(2008)・ミュージカルが好きだから上映期間:6月16日(金)〜7月6日(木)上映作品:『RENT/レント』(2005)、『ドリームガールズ』(2006)、『キャバレー』(1972) 、松竹ブロードウェイシネマ『キンキーブーツ』(2018)■7・8月~上映新作上映作品:『大いなる自由』(7月7日(金)公開)、『サントメール ある被告』(7月14日(金)公開)、『ソウルに帰る』(8月公開)
2023年02月20日企業などが誤った情報をネットで公開した場合、追って謝罪文を出すのが一般的です。愛知県岡崎市にある『イオンモール岡崎』内の映画館『イオンシネマ岡崎』は、Twitterに投稿した映画情報に誤りがあったため『お詫びと訂正』の文を掲載しました。しかし、その内容に、なぜか称賛の声が上がっています…!名作映画『タイタニック』が…?2023年2月、映画『タイタニック』が劇場公開から25周年を迎えたことを記念し、全国の映画館で3Dリマスター版が期間限定で公開されました。イオンシネマ岡崎でも、上映することが決まっていたため、告知ツイートを投稿。すると、ある『重大な部分』を誤ってしまったのです。問題のツイートがこちら! #イオンシネマ岡崎 にて2/17(金)~2/22(水)炊いた肉レイトショーは最・大・スクリーンをご用意しておりますよ!!2/17、2/20-2/22【20:35】2/18-19【20:10】お待ちしております! — イオンシネマ岡崎 (@ac_okazaki) February 16, 2023 タイタニックが、『炊いた肉』になっているではありませんか…!映画のタイトルという重大な箇所をミスしてしまったイオンシネマ岡崎は、その後『お詫びと訂正』のツイートを投稿しました。【お詫びと訂正】こちらのツイートにて映画「タイタニック」の事を「炊いた肉」と誤変換してしまいました。お詫びして訂正いたします。当館では炊いたお肉はご用意しておりません。タイタニックを上映しております。【お詫びと訂正】こちらのツイートにて映画「タイタニック」の事を「炊いた肉」と誤変換してしまいました。お詫びして訂正いたします。当館では炊いたお肉はご用意しておりません。タイタニックを上映しております。 — イオンシネマ岡崎 (@ac_okazaki) February 16, 2023 担当者はきっと、誤変換したまま情報を公開して焦ったことでしょう。ですが、『炊いた肉』というあまりにも斜め上な誤変換に、多くの人が吹き出してしまったようです!・笑いすぎて息ができなくなった。・むしろ最大スクリーンで『炊いた肉』の映像を見たかった!・コーヒー吹き出した。「全米が泣いた」ではなく「全米が炊いた」ですね。・面白すぎるだろ。不意打ちで大爆笑してまった!ツイートはたちまち拡散され、20万件以上の『いいね』が寄せられました。スクリーンに映し出される『炊いた肉』を想像して、一体どれくらいの人が笑ったでしょうか…。イオンシネマ岡崎の平和な誤変換は、たくさんの人を笑顔にしたようです![文・構成/grape編集部]
2023年02月17日全国のユナイテッドシネマ、シネプレックスなどで毎日映画が1,200円で鑑賞できるキャンペーン「auシネマ割 冬キャンペーン」が、16日から2023年1月12日までの4週間限定で実施される。「auシネマ割」は、auスマートパスプレミアム会員を対象に、映画鑑賞券やポップコーンがお得に購入できるクーポン。今回開催された「auシネマ割 冬キャンペーン」では、全国のユナイテッド・シネマ、シネプレックス、松竹マルチプレックスシアターズ、コロナシネマワールドで、映画鑑賞料金が「auシネマ割」で1,400円になるところ、期間中さらにお得な1,200円で映画鑑賞が可能となる(クーポン1枚につき鑑賞券3枚までで、コロナシネマワールドは最大5枚まで割引対象)。さらに、ポップコーンも100円引きで購入可能だ。また、あわせてauスマートパスプレミアムの映画特典情報をまとめた「冬の映画祭り」も公開された。同キャンペーンは、auスマートパスプレミアム会員であればauだけではなく、ドコモやソフトバンクなど、どの携帯キャリアでも利用することができる。
2022年12月09日この度、一般社団法人豊岡コミュニティシネマでは「とよおかシネマシーズン」と題し、休館中の豊岡劇場を約1ヶ月間空けて、2022年12月に映画上映会を行います。豊岡市内・近畿地方北部のみならず、全国的にもミニシアターが減少しています。特に人口の少ない地方は、深刻です。豊岡劇場の二度の休館は、地方映画館の運営の難しさと、日本の映画文化の衰退を意味しています。2022年8月休館以降、再開準備で本格的な活動は出来ませんでしたが、2022年12月に映画上映会を実施することになりました。本企画は、街の文化拠点の継承と、地方映画館の新しい形の模索、豊岡市・周辺地域の住民に映画を楽しんでもらうために企画しました。「とよおかシネマシーズン」は、貸館事業を含めた5つのイベントをまとめています。1)【12/3】映画×ピアノ生伴奏IN豊岡2)【12/4(貸館)】ナウンズ・アート・フェスティバル上映会3)【12/9~12/21(貸館)】豊岡映画センター定期上映会VOL.104)【12/23~12/25(貸館)】映画『現代版 城崎にて』特別上映会5)【12/30~1/10】豊劇主催「年末年始の上映会」定期的な映画上映を通して、豊岡市・周辺地域の暮らしやすい街の一助となるように努めてまいります。■開催概要期間|2022年12月3日(土)~2023年1月10日(火)場所|豊岡劇場(兵庫県豊岡市元町10-18)■各イベントのご案内【12/3】映画×ピアノ生伴奏IN豊岡日程|2022年12月3日(土)時間|18時開場/18時半上映開始(アフタートークあり)作品|『散り行く花』(89分)楽士|鳥飼りょう料金|一般2,000円/大学生500円/高校生以下無料※予約可(当日精算)主催|豊岡劇場(一般社団法人豊岡コミュニティシネマ)【12/4(貸館)】ナウンズ・アート・フェスティバル上映会日程|2022年12月4日(日)時間|13時作品|受賞作品及びノミネート作品料金|無料主催|シンギュラリティソサエティ【12/9~12/21(貸館)】豊岡映画センター定期上映会VOL.10アートハウスセレクション01色褪せず響き合う 彼女彼らの声と音、光と影 ~レコード・バリアフリー・アニエス ヴァルダ~日程|2022年12月9日(金)~12月21日(水)時間|別紙チラシ参照作品|『アザー・ミュージック』『冬の旅』『こころの通訳者たち What a Wonderful World』※2022年12月14日(水)10時『こころの通訳者たち』終了後、平塚千穂子さんのアフタートークあり(本作プロデューサー・出演・ミニシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」支配人)料金|一般・シニア1,800円/25歳以下1,300円/18歳以下1,000円/レイトショー1,300円主催|豊岡映画センター【12/23~12/25(貸館)】映画『現代版 城崎にて』特別上映会日程|2022年12月23(金)日24日(土)25日(日)時間|各日14:00/19:00内容|映画『現代版 城崎にて』(上映時間:30分)上映及び各回アフタートークあり料金|一般800円/学生500円共催|株式会社エムマッティーナ・豊岡劇場【12/30~1/10】豊劇主催「年末年始の上映会」日程|2022年12月30(金)~1月3日(火)・1月5日(木)~10日(火)時間| 別紙チラシ参照作品|『さかなのこ』『SABAKAN』『犬王』『アフター・ヤン』料金|一般1,800円/大学生1,500円/シニア1,300円/U18 1,000円※学生・シニアの方は要証明書※U18…3歳以上18歳以下主催|豊岡劇場(一般社団法人豊岡コミュニティシネマ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月05日すみだパークシネマフェスティバル実行委員会は、東京都墨田区の隅田公園と近隣のミズマチ店舗で、すみだのまちを人と身近に感じる野外シネマイベント「すみだパークシネマフェスティバル2022」を2022年9月22日(木)~2022年9月25日(日)の4日間開催いたします。墨田区内外の出店者が自慢の商品を持って集まる「墨の市」が手掛けるマーケットや9月24日(土)、25日(日)にはアーティストによるライブも同時開催します。今年度のキービジュアル「すみだパークシネマフェスティバル」は、2020年にリニューアルオープンした隅田公園を中心に初開催をした地域発の映画祭です。区内最大の芝生でくつろぎ、地域のこだわりの食を堪能し、まち全体が映画と食でつながる“すみだのまちと人を身近に感じらる”野外映画祭です。普段野外でワイワイ映画をみる体験はできないです。期待が大きく初回はたくさんの方に来場いただき楽しんでいただきました!昨年度の様子本映画祭は地域の有志による完全ボランティアでの運営のため、実施にあたってクラウドファンディングを実施しています。参加するみなさんと一緒にこの素敵な景色を実現することが私たちの目標です!まずは最後まで読んでいただけると幸いです。今年は9月22日(木)~25(日)に開催予定です。ぜひお越しください!■すみだパークシネマフェスティバルについて中秋の夜空に下、スカイツリーと浅草の間にある隅田公園に新しくできた広場と芝生を活用して、映画上映イベントができないかと初開催したのが前回2020年9月です。墨田区を拠点に映画上映会・食・まちづくりなどの分野で活動する地域の若者有志で実行委員会を立ち上げました。映画祭自体初めてのメンバーで企画を立ち上げたのが2020年3月、まもなく新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、厳しい状況でしたが、議論や試行錯誤を重ね、新型コロナウイルス感染症の対策を行った上での初開催でした。しかし、コロナ禍での開催だったから屋外という環境ということもあり、多くの出会いや再会があり、たくさんの笑顔で溢れていました。映画上映だけではなく、地域のこだわりの食を販売する「墨の市」が手掛けるマーケットやアーティストライブ、ワークショップなども同時開催しました。公園で映画鑑賞や食を通じて、すみだで過ごす秋の夜長をお楽しみいただける企画として開催しました。もう一度あの風景をつくりたいです!■2022年上映映画について今年のテーマは“LOVE&PEACE”「愛」「日常」「安心」「つながり」「家族」について映画を通して、楽しく見つめ直す時間をつくっていきます。・上映映画(1)「スタンド・バイ・ミー」・上映映画(2)「50回目のファーストキス」・上映映画(3)「ワンダー 君は太陽」・上映映画(4)「イン・ザ・ハイツ」・上映映画(5)「MIKOSHIGUY 祭の男」・上映映画(6)「帰ろうYO!」上映映画■多様な表現が行き交う公園を目指して2020年度の第1回目ではリニューアルされた隅田公園の利活用の機運に共感し、野外映画祭を一からつくり上げていき、隅田公園を全体を活用した最初の企画となりました。その後、隅田公園では様々なイベントが行われてきたものの地元商店会や東京ミズマチ店舗との連携を図れたイベントは、限られた範囲での表現にとどまっています。そのため、今年の企画では隅田公園内でのイベントに留まらず、近隣店舗と連携した企画を実施していくことで、より多様な表現がこの地域一体に広がっていく場づくりを目指しています。また、コロナ禍で希薄になってしまった人と人のつながりを再度つくっていき、楽しい場を創出し、まちを盛り上げていきたいと思っています。■すみだパークシネマフェスティバル2022 概要入場料 : 無料(一部会場除く)開催日時: 2022年9月22日(木)~2022年9月25日(日)/4日間時間 : 9月22、23日 18:30~20:009月24、25日 10:00~21:00会場 : 9月22、23日 @LATTEST SPORTS(墨田区向島1丁目23-16)9月24、25日 @隅田公園 そよ風ひろば(東京都墨田区向島1丁目3)主催 : すみだパークシネマフェスティバル実行委員会後援 : 墨田区協賛 : 株式会社ラディックス、株式会社KAKERU、Fakalo pizza gallery協力 : 向島一丁目町会、本所吾妻橋商店会、東京ミズマチ、WISE OWL HOSTELS RIVER TOKYO、KONCENT、LATTEST SPORTS、木村仮設、北條工務店、一般社団法人明日襷、シネマ健康会、Cinema5、墨の市事務局、Ucycle認定 : すみゆめネットワーク企画URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月16日全国のコロナシネマワールドで毎日映画が1,200円で鑑賞できるキャンペーン「auシネマ割 1,200円キャンペーン」が、22日から5月19日までの4週間限定で実施される。「auシネマ割」は、auスマートパスプレミアム会員を対象に、全国のコロナシネマワールドで映画を割引料金で鑑賞できるクーポン。今回開催された「auシネマ割 1,200円キャンペーン」では、通常であれば1,400円のところ、期間中1,200円で映画鑑賞が可能となるauスマートパスプレミアム会員であればauだけではなく、ドコモやソフトバンクなど、どの携帯キャリアでも利用することができる。
2022年04月11日『TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ』プロジェクト第4弾として、女優・萩原みのり特集を上映することが発表された。TOHOシネマズが、いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画、洋画問わずピックアップして特別上映を行う『TOHOシネマズピックアップ・シネマ』プロジェクト。昨年12月に実施された第1回は、阪元裕吾監督の作品を上映し、当日は満席になるなど好評を博した。続く今年2月に実施された第2弾では、いしづかあつこ監督の作品を上映、先日3月10日に実施された第3弾では坂田敦哉監督の作品を特集上映するなど、映画ファンの注目を集める企画となっている。そしてこのたび同プロジェクトの第4弾は初の俳優特集となり、記念すべき俳優特集の初回には女優・萩原みのりをピックアップして上映されることが決まった。萩原は2013年公開の『ルームメイト』で映画初出演。その後、久保田紗友とW主演で挑んだ2016年公開の映画『ハローグッバイ』で初の主演を果たし、2019年公開の『お嬢ちゃん』では初の単独主演を務める。近年は『37セカンズ』、『佐々木、イン、マイマイン』、『花束みたいな恋をした』、『街の上で』など、いずれも映画賞の受賞や国内外で大きな話題と高い評価を得た映画に立て続けに出演し、4月29日より公開予定の主演映画『N号棟』の上映も控えるなど、より一層注目を浴びている。今回の「TOHOシネマズピックアップ・シネマVol.4」では、初の単独主演作となった『お嬢ちゃん』と昨年公開の主演作『成れの果て』の2本が上映され、上映当日はMCに映画ライターのSYOを迎え、萩原が登壇する舞台挨拶も予定されている。SYO(映画ライター)コメントこのたびは貴重な機会を賜り、ひたすらに光栄です。どの作品でも強烈に「生きている」萩原みのりさん。どうしたらこの領域にいけるのか?と毎度圧倒されます。その途方もない表現力の一端を解き明かすイベントになれば……と密かにワクワクしております。●実施概要上映日時:3月24日(木) 18時〜上映作品:『お嬢ちゃん』(上映時間130分)『成れの果て』(上映時間81分)MC:SYO※予定ゲスト:萩原みのり※予定上映劇場:TOHOシネマズ日比谷チケット料金:TOHOシネマズインターネットチケット販売:2,000円ぴあ販売:2,200円※ぴあ販売は各種手数料が発生します。チケット販売日時:チケットぴあプレリザーブ:3月12日(土) 11:00~3月15日(火) 23:59URL: シネマズインターネットチケット販売:3月22日(火) 0:00~※シネマイレージ会員:3月21日(月) 21:00~
2022年03月11日