中国SNSで「富をひけらかすチャレンジ」 #炫富挑战# が拡散中の理由
VPN回線を常時利用する中国人は多くはないため、今回は中国国外にいる中国人により「中国国外の出来事」が中国国内のインターネット空間に持ち込まれた可能性も高いでしょう。
こうして「#fallingstarschallenge」は「#炫富摔#」、そして”fallingstarschallenge”の直訳である「#炫富挑战#」として、同モチーフに面白さを感じた中国人SNSユーザーにより、中国版TwitterのWeiboに輸入されました。
この現象が報道され始めたのは10月上旬ですが、1週間で100万人以上の参加者があったとも言われ、改めて中国国民の数の大きさを感じさせられます。
10月下旬現在、Weiboのハッシュタグ「#炫富挑战#」は113.6万の投稿と23億ビュー、「#炫富摔#」は4125件の投稿と796.7万ビューを記録しています。
■富をひけらかすだけにとどまらない、中国式「ひけらかし」チャレンジ
中国の「#炫富挑战#」が面白いのは、個人だけでなく、地方政府や観光名所、学校や警察、政府機関や医療機関が、これに参加しているところです。
例えば以下の投稿は西安の高校による作品ですが、同高校での授業内容が伺えるような構成をとっていて、広報活動の一環として利用していることがわかります。