防災グッズはどうやって収納するのがベストなのか?(1)

前回の記事では、災害への備えとして、「何をどれくらい備蓄するとよいのか」をご紹介しました。ご自身のケースに置き換えてお考えいただけましたでしょうか? 実際に計算してみると、その量に驚きますよね。

しかも、これまでは「災害用備蓄は最低3日分あればよい」と言われていましたが、最低1週間分と聞くことも多くなってきています。

それだけ、今後起こるといわれている災害は大規模であり、救助活動にも時間がかかると試算されているのです。怖がるだけでなく、いまできることから備えていきましょう。
防災グッズはどうやって収納するのがベストなのか?(1)

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今回は災害への備えとして用意したものをどう収納するか、そのポイントを3つと、収納場所をつくるためにオーガナイズ(片付け)する方法をご紹介します。

■防災グッズの収納ポイント(1)「分散収納を行う」非常用持ち出し袋は、もしもの時にすぐ出せる場所、たとえば玄関や廊下など脱出経路に置くのがよいといわれています。

ただし、そこだけに全員分を置いてしまうのは少々危ないかもしれません。
なぜなら実際の体験談として、物が倒れていて通れなかった、ドアが開かなくなってしまったなどが原因で「玄関まで行き着けなかった」という方がいらっしゃったからです。

一方、備蓄品は、状況が少し落ち着いてから出せばよいもの。そのため収納には、普段は使いにくい場所を活かすとよいといわれています。ですが、これも1ヵ所にまとめて置いてしまうと、そこにたどり着けなければ、せっかくの備蓄品も意味をなさなくなってしまいます。

非常用持ち出し袋も備蓄品も1ヵ所にまとめてしまっておくのではなく、分散して収納するのが、収納の面でも出しやすさの点でもよいといえます。

それに、備蓄品は分散して収納すれば、ずいぶん多くのものをしまえるようになります。この方法ならば、1週間分の備蓄も可能かもしれません。


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