どこが違う? 何がポイント? 感じのいい人と悪い人
社会において今、非常に求められている「コミュニケーション能力」。経団連が毎年行っている「新卒採用に関するアンケート」の
2014年版調査結果によると「就職活動の際に人事担当者がもっとも重視したい能力が、11年連続でコミュニケーション能力」なのだそうです。
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今日はそんなコミュニケーションを、「感じが良い・悪い」という視点から考えてみたいと思います。
■コミュニケーションって、一体なに!? そもそも「コミュニケーション」とは、一体何なのでしょうか? 辞書を見ると次のようにあります。
「ことばや文字などをつかって、人と人との気持ちや意見などをとりかわすこと」
(学研小学国語辞典より)
「さまざまな情報内容を、さまざまな手段で、伝え合うこと」
(三省堂ワードワイズ・ウェブより)
つまり私たちが使う「コミュニケーション」は、2つの要素から成り立っているようです。
1つは「言葉や文字」などの言語情報(言語コミュニケーション)、そしてもう1つは、表情や姿勢、身振りや手振りなど、言語以外の情報(非言語コミュニケーション)です。
どちらも重要なのですが、感じが良い悪いという最初の印象を大きく左右するのは、後者の非言語コミュニケーションの割合が高くなります。これは読者の皆さんも、ご自身の経験を振り返ると、すぐ納得いただけるのではないでしょうか。
■どこで判断する? 感じが良い・悪いでは、その印象を左右する非言語コミュニケーションの、特にどんな部分が判断材料になるのでしょう?
それは「目」から入ってくる情報です。目からの情報の中には、いわゆる「見た目の印象」も大きく関わってきます。
ただ、これはきれいとか可愛いということではなく、「笑顔」や「姿勢」「身だしなみ」「マナー」というものが大きいでしょう。いくらきれいな人でも、笑顔のない人や聞く姿勢を見せてくれない人に、私たちは良い印象を持ちませんよね。