連載記事:ダンナのトリセツ
「夫はダメ男」とあきらめる前に 妻がするべき3つのこと【ダンナのトリセツ 第11回】
■その1. 自分にとっての「イイ男、イイダンナ」を知る
そもそもみなさんにとっての “ダメ男” “イイ男” の概念とは、一体どんなものでしょう? 具体的に考えてみてくださいね。
隣の芝生は青く見えるものです。特に今の時代はSNSなどの影響もあり、他人の生活が垣間見えてしまいますので、つい自分と他人を比較してし、“自分として”の考え方が薄れがちです。「うちのダンナなんて…」と、他人のご主人と比べてはいませんか?
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一度、自分自身の価値観に立ち返ってみましょう。ダンナを選んだのはみなさんですからね。そして、理想をあげるとキリがありませんが、理想のダンナに育てるのも、等身大の幸せをダンナと育むのも、
妻であるみなさん次第なのです。
以前の記事、
【ダンナのトリセツ 第1回】ダンナの力量は妻が決めるでもお話しましたが、男性心理(支配欲、名誉欲)に寄り添い内助の功を発揮し、サポーターに回るのか? もしくは、ぐいぐい引っ張るタイプの妻である方がご主人にとっては効果的であるのか? ご主人のタイプによって対応は異なります。
それを理解しているのは、一緒に生活をしている妻であるみなさんです。
みなさんにとってのイイ男、イイダンナ、そして、居心地のいい家族としての在り方を、まずは
他者評価を抜いて、考えてみることが大切です。
■その2. 自己分析を深め、「ダンナ対策」を検討する
また、自己分析・自己理解を深めることによって “イイ男” である “イイダンナ” への対応の仕方も変わってきます。
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例えば私の場合、心理分析をすると “母性が強い” ことがはっきりと診断されます。そのため、何事においても過剰に、サポートしてしまう傾向がありました。
それを理解し、自分が5割程度しか力を発揮していなくても、他人からすると9割近くやってもらっている感覚を受けていることも認め、そのバランスをとるようになりました。
仕事が忙しくなると「やってあげられない」と自分を責めることもありましたが、そもそも相手が「やってほしいのか?」を冷静に考えるようになり、できない自分を責めるのではなく、無理をしてやる必要はないと、イイ意味で程よい心の距離感、ドライな関係を導き出すことができるようになったのです。
隣を見る前に、
自分として何ができるのか? できないのか? 自己分析を深め、ダンナ対策を検討してみてください。もしかしたら、今までうまくいかなかったご自身の行動パターンや、思考癖に気が付くかもしれませんよ。